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【生徒向け】戦略・計画シートの使い方と作成のコツ【記入例あり】

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塾長うっちー

塾長うっちー

1000人以上の指導実績をもとに、東大生の教務チームで大激論を重ね、最高の計画シートが完成しました。

この記事では計画シートを最大限活用して、志望校に合格する方法をまとめています。

学習計画作成会

受験のプロがあなた専用の学習計画を完全個別に作成します。

プロのフィードバックをもらわずに一人で作ってる人の計画はほぼ間違っています。

(実際、塾長の内田は独学で勉強してしまったせいで、自分の間違いに気づかずに、一度東大に落ちてます)

1人で作るよりプロに頼った方が圧倒的に合格可能性は高まるので、まだ無料体験指導に申し込んでいない方は、必ず申し込んでください。

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以下、塾生向けの内部資料ですが特別にHPに公開しています。

計画シートの活用法

計画を全てメンターに任せっきりにする生徒よりも、自分でも考えてみようとしてみる生徒の方が成績が伸びやすいというデータが出ています。

自分ごととして捉えて一緒に考えやすいように、戦略や計画を考えるコツを具体例を交えながら公開しました。

ぜひ有効活用してください。

もちろん東大毎日塾での指導では「全て生徒さんが埋めてメンターはアドバイスするだけ」ではありません。
(それだと東大毎日塾の存在価値がなくなってしまうので)

意識してほしいこと

計画シートの質を高めるには生徒の皆さんの協力が必要不可欠です。

  • 計画シートが自分の学習状況にあっているか
  • 今やっている勉強が自分に合っているのか
  • 困っていることはないか

を考え、少しでも気になることがあれば自分から専属メンターまで伝えてみましょう。

計画シートの保存場所

個別指導チャットのノートに保存されています。

いつまでに完成するか、共有方法

14日間の体験期間中には必ず送付します

計画シートを作成するのには非常に時間がかかります。

生徒様の細かい学習状況を理解しないまま無責任に適当な計画をお渡しすることはできないからです。

そのため、初回面談後すぐにお送りできるわけではないことをあらかじめご了承ください。

また、お渡しする計画はあくまで仮のものとなります。

数ヶ月以上長期的に指導をしていく中で、徐々に生徒様の学習状況に合った計画に修正していきます。

基本:PDFとしてもらって印刷する

スマホでしか見れない場合、スプレッドシートのままだと小さくて見にくい可能性が高いです。

PDFとしてもらい、必要に応じて印刷することで、普段の勉強で使いやすくなります。

親のパソコンを使えるのであれば、できればパソコンで見ましょう。

応用:スプレッドシートとして見る

生徒様専用のスプレッドシートなので、お互いに自由に修正可能です。

  • パソコンを使える
  • 生徒自身で記入できる箇所がある

このような生徒様は直接スプレッドシートとして確認すると認識の擦り合わせがしやすくなります。

記入例

計画シートを効果的に活用するために、実際の作成の流れや意識するポイントをまとめています。
まずは記入例を見て全体像を把握してから以下の説明に目を通してみてください。

作成の流れの全体像

表紙→受験戦略→年間計画→週間計画の順に作成し、必要に応じて修正していきます。

記入が必須のタブ

  • 「表紙」
  • 「受験戦略シート」
  • 「年間&週間計画表」

の3つは記入必須となります。

「週間計画表(週間ごと)」のタブについては「年間&週間計画表」から自動で作成されるため、記入する必要はありません。

受験戦略シートについて
  • 受験生は作成必須
  • 受験生以外は志望校が決まり次第作成

志望校が厳密に決まっていなくても、仮の志望校でも良いので作成すると今後のイメージが湧きやすくなります。

どのタブについても、クリーム色に塗られているところが記入可能な場所です。
枠に収まらない場合はフォントサイズを小さくするか、下にある補足欄を使いましょう。

その他のタブ

  • 「イベント共有」「項目設定」→必要に応じて使用
  • 「年度設定」「やること設定」「処理層」「注意事項」→見る必要なし

各タブの使い方

①表紙

以下を入力します。

  • 生徒の氏名
  • メンターの氏名
  • 大学受験・高校受験・中学受験 の選択(この選択に応じて適切なシートが自動反映されます)

②受験戦略シート

志望校が決定した段階で作成します。未決定の場合は作成する必要はありません。

受験戦略シート作成の一番の目的は、「合格するために必要なことを把握する」ことです

以下のような順番で考えていきます。

  1. 【相手を知る】試験の特徴を明確にまとめる
  2. 【自分を知る】目標と現状の差を数字で把握する
  3. 【戦略を決める】どこで点数を取るか、そのために何が必要かを明示する

考えやすい順番と見返しやすい順番が違うため、シートとは順番が前後するところもあります。

1. 【相手を知る】試験方法を選択する

  • 共通テスト+二次試験
  • 総合型選抜入試
  • 内申点+筆記試験
  • 筆記試験のみ(共テのみ)

の中から適切な試験方式を選択します。選択した試験方式により、以降の記入項目が変化します。

基本的に、以下は「共通テスト+2次試験と」いう最も一般的な場合を想定して説明しています。
(その他の方式とも共有点が多いため)

2.【相手を知る】志望校の配点を知る。

志望校の募集要項を確認し、共通テスト、その2次試験換算分、その圧縮分を書き込むことで

  • 共通テストと2次試験の割合
  • 科目別の配点の割合

を割り出します。

試験ごと、科目ごとの優先順位の違いを数字で体感することが目的です。

3. 【相手を知る】試験の特徴を明確にまとめる

・試験の概要
  • 配点が大きい科目
  • その学校だけの特別な対策が必要な科目
  • 時間
  • 単元ごとの配点
  • 各科目の平均点

などを記入し、試験の全体像が見えるようにしましょう。

それを知るためにも、先に各科目ごとの出題傾向を調べることをおすすめします。

・過去問科目分析

各科目の出題傾向を記入します。

などを参考にしつつ、まとめていきましょう。
(「〇〇大学 出題傾向」などと検索すると出てきます)

全体の特徴

試験時間、配点、大問数、難易度、時間に対する問題の量、出やすい分野などをまとめる。

大問ごとの特徴
  • 決まった傾向があればまとめる
  • ない場合は昨年度の出題をまとめ、よく出る分野やほとんどでない分野がある場合には記載する。
    (特になければ「バランスよく出題される」などと記載しておく。)

4. 【自分を知る】目標と現状の差を数字で把握する

目標得点の総合点が近年の合格者平均点のうち最も高い点数(安全圏)を上回るよう、各科目の目標得点を設定します。
各科目ごとの平均点が公開されている場合はそちらも参考にすると良いでしょう。

受験までの残り期間が少なく、安全圏を目指すのが適切でないとメンターが判断した場合でも、近年の合格最低点のうち最も高い点数(必要圏)は下回らないように目標を立てましょう。

目標点を決める上で考慮すべきポイント
  • 得意科目や苦手科目
  • 入試までの残り期間
  • 短期間で伸びやすい科目(理科・社会・古典)
  • 伸びるのに時間がかかる科目(英語・数学・現代文)

過去問を解くことで現状得点も記入し、どの科目がどのくらい足りていないか(不足率)を数字で把握しましょう。

ざっくりとした把握が目的なので、記述の細かい添削が正確でなくても問題ありません。

5. 【戦略を決める】どこで点数を取るか、そのために何が必要かを明示する最重要

  • 生徒自身の学習状況
  • 志望校の試験情報

を踏まえた上で

  • 目標点と現状のギャップはどうすれば埋まるのか
  • どの科目でどのように点数を取るか

がわかるように記入していきます。

全体戦略は合格する上で最重要です。
受験についての知識があるメンターが生徒の学習状況をいかに理解できるかが鍵となります。

必ず自分の学習状況をなるべく詳細にメンターまで共有してください。

共有すべき学習状況の例
  • 科目別、分野別の理解度(基礎を幅広く網羅したテストの結果)
  • 普段使っている問題集とその使い方、どのくらい解けているか
  • 学校の授業進度

これらを生徒様から共有していただくことで、質の高い戦略立案が可能となります。

総合型選抜入試(旧AO入試)の場合

総合型選抜入試でも共通テストや2次で筆記試験が課されるところはあるので、これまでのフォーマットを用いて筆記試験の戦略を考えていきましょう。

一般入試と大きく異なるのは、面接、小論文、志望理由書、グループディスカッションなど、独自の試験方式も用意されていることです。
(大学によって様々なので、必ず個別に調べる必要があります。)

自由記述フォーマットを最下部付近に用意したので、正確に認識の共有ができるように、記載をしていきましょう。

ここでまとめた入試情報をもとに、「総合的な受験戦略」を具体化していきます。

総合型選抜入試は経験がなくても、調べれば受験要項(ルール)が手に入るので、いかに情報を集めて最適な戦略をメンターと一緒に考えられるかが重要となります。

③年間&週間計画表

計画シートのメインとも言える、非常に重要なタブです。

年間計画→月間計画→週間計画(→日ごとの計画)のように、長期から短期へと具体化するように計画を立てていきます。

使用科目の記入

計画を考えるべき科目(受験で使う可能性のある科目)を選択しましょう。
科目が選択されることで、年間計画表・週間計画表に自動反映され、計画を入力できるようになります。

備考欄には、使用する教材を書いたり、定期試験があるタイミングを書いたりなど、自由に使用してください。

入力したい科目が選択肢にない場合は、【項目設定】タブで科目を追加することで選択できるようになります。この時、表紙で指定した「中学受験・高校受験・大学受験」の該当する列に科目を追加するようにします。

年間計画の作成

科目ごとに、

  • 受験までにやること(受験戦略シートを参考に)
  • 1年間でやること
  • 1か月でやること

を順に考えていきます。

やることを分配するときには、学校行事などで忙しい時期なども配慮します。

記入のポイント
  • 「どの教材をどの時期までに終わらせる」という具体的な進捗が見てすぐわかるように計画表に記入する。
  • メモ欄は、1年間でやることのまとめなど、上の欄に書ききれないことに活用する。

月間計画・週間計画の作成

・1か月の計画の全体像の把握

【週間計画表の考え方】欄を見て、1か月でやることを全体的に把握しましょう。
この欄には年間計画表に記入された該当月の内容がまとめられています。

前月までの進捗状況によっては年間計画表そのものを修正が必要な場合も多々あります。

科目ごとの比率を記入することで割合が自動計算され、表に自動で反映されます。
この割合を見ることで、今月力を入れるべき科目がわかり、効率よく勉強を進めやすくなります。

・科目ごとの週間計画の立案
計画を立てる流れ

やること→学習で得たい成果→ノルマ→1日あたりの量→やり方

①やること / 学習で得たい成果
  • その勉強をすることで何が得られるのか
  • どこまでやったら意味がある勉強になるのか

を明確にします。

②ノルマ / 1日あたりの量


約4週間で1か月で終わらせる量を達成できるよう、週ごとにやる量(ノルマ)を決めます。
その後、決めたノルマを週何日の勉強で達成するのかを考え、1日あたりの量を決定します。

この時、モチベーションを維持するためにも現実的な量を設定するようにしましょう。

記入のポイント
  • 「ノルマ」欄には、その週で到達するべきゴール地点を記入する。
  • 教材の進捗よりも1週間でやった量そのものを見たい場合は1週間でこなす量を記入しても良い。(この記入例での単語帳の行)

週ごと・日ごとに分配するときに、忙しい時には少なく分配するなどの配慮をする。
【イベント共有】のタブを活用し、予定が多く入っている時期を見えやすくすることもできます。

 

③やり方


「学習で得たい成果」欄に記入したことを達成するために、どのような方法でその教材に取り組むかを具体的に記入します。

プロから見ると非効率な勉強法をしている可能性があります。
テストで解けるように詳細にやり方をメンターまで聞いてみましょう。

  • 文字の大きさを小さくする(見える範囲で)
  • ※1、※2、…などとつけて詳細はメモ欄に記載する

④週間計画表(週ごと)【記入の必要なし】

【週間計画表(週ごと)】のタブはすべて【年間&週間計画表】のタブから自動で反映されるため、記入する必要はありません。

【年間&週間計画表】のタブでは「1カ月単位・1科目」の計画表でしたが、【週間計画表(週ごと)】のタブでは「1週間単位・全科目」の計画表として表示されます。

こちらの計画表を見て実際に勉強することになります。

⑤1日ごとの計画【計画シートにはなし】

週ごとの計画を確認したら生徒側から勉強する(した)内容を毎日送るようにしましょう。
メンターが進捗を確認していきます。

1日単位の細かい計画は学校の宿題や部活の忙しさなど、自分自身の生活を一番理解しているあなたが決めるのが理想です。

それでも週単位ではなく、1日ごとの計画まで割り振ってほしい場合は、メンターまでお伝えください。

ここまでで計画表の作成は一段落ですが、まだ完成ではありません。

計画表の修正

修正は大前提

計画シートは一度で完成するわけではありません。

大枠をまず決めた上で細かいところは後々詰めていくことになります。

今の段階で埋まっていない枠があるかもしれません。
不安な場合は必ずメンターまで聞いてみましょう。

各タブの修正のタイミング

①表紙

受験が終わったあと(高校受験→大学受験など)に対象学年を更新します。

②イベント共有

計画を立てる上で知っておいたほうが良いイベントについてメンターに伝えるた目に記入しましょう。

③受験戦略シート

一度作ったら基本的に修正の必要はありません。

ただし、以下のタイミングで修正は必要です。

  • 生徒様の現状が変わり受験戦略の大幅な変更が必要となった場合
  • 入試形式が大幅に変更となった場合
  • 志望校が変更になった場合

④年間&週間計画表

年間計画表は月ごと、週間計画表は週ごとに修正するのが目安です。
生徒の進捗を見ながら、必要に応じて面談の際に修正します。

修正のポイント
  • 量は適切か
  • 意図した効果が得られているか
  • 難易度が合っているか
  • 自分にとって取り組みやすいやり方か

⑤週間計画表(週ごと)

記入欄がないタブです。もちろん修正の必要もありません。

⑥項目設定

計画表を作成したい科目が選択肢にない場合にのみ修正します。

⑦年度設定 / やること設定 / 処理層 / 注意事項

見る必要がないタブです。もちろん修正の必要もありません。

以上、計画シートは修正前提で、生徒様に最適なものを作り上げていきましょう。

効果的なPDCAを回して計画シートの質を高めるコツ

  • 【最重要】必ずメンターと一緒に考える
  • 計画は修正前提であることを理解して早めに共有する
  • 生徒のレベル、学習状況に合っているかを確認する
  • 普段から学習報告をしてもらう
  • うまくいかなかった時はその根本原因を考える

【最重要】必ずメンターと一緒に考える

ノウハウは出し惜しみなくお伝えしました。

でも「このやり方で作ってね」と言って一人で完璧な計画ができるかというとそうではないんです。

一見それらしい計画はできるにはできるんですけど、それが合っているかを一人だと判断できないんですよね。

実際、メンターのフィードバックをもらわずに一人で作ってる人の計画は穴だらけなことが多いです。

必ず専属メンターと一緒に考えるようにしてください!

計画は修正前提であることを理解する

大事なことなので何度も書きます。

完成版を送るのではなく、まずは全体像を共有することで、

  • メンターと生徒の間での認識のすり合わせがスムーズになる
  • 何をすべきかが明確になりモチベーションが上がりやすくなる

など、多くのメリットが生まれます。

修正前提であることを必ず理解してください。

自分のレベル、学習状況に合っているかを確認する

一般的な「参考書ルート」などはネットで調べればいくらでも出てきます。

私たち東大毎日塾の価値は一般論ではなく、生徒様の学習状況に最適な計画を提案できることです。

  • 科目別、分野別の理解度
  • 各教材の達成度、使い方
  • 学校の授業進度

など、個別の学習状況を考慮して、今立てている計画が目標を達成する上で本当に最適なのかを常に考えることが重要です。

少しでも自分に合っていないと感じたら必ずメンターまで共有してください。

普段から学習報告をする

いくら良い計画があっても、実行されなければ意味がありません。

実際にどれくらい計画が達成されているのかをメンターに共有し、その計画や目標の達成度に合わせて計画も修正しましょう。

うまくいかなかった時はその根本原因を考える

計画通りにいかないこと自体は全く問題ではありません。

うまくいかなかった時に、その根本原因を考えて改善することが重要です。

ここを理解していないと、計画が崩れた途端にやる気がなくなってしまうこともあります。

以下のように、根本原因さえわかれば、適切な打ち手を取ることができます。

  • 計画シートが抽象的すぎて取りかかれないなら、数字を用いて具体的に
    (例:「定期テスト範囲を定期テスト前日までに」ではなく、「50ページまでを23日までに」)
  • 1週間単位だと今日やるべきことが具体的に分からないなら、チャットで毎日やるべきことを送る
  • どうもモチベーションが上がらない
    →そもそも何のために勉強しているかを一緒に考える
    →強制的にやり切る仕組みを作る(後述)
  • 生活習慣が乱れているなら、まずは生活習慣の改善
  • 問題集のレベルがあっていないなら、まずは基礎事項の確認のための勉強を指示

根本原因を見極めずに闇雲に勉強しても、状況は改善されません。

まずは自分の生活・学習状況・悩みを正確にメンターまで共有して、うまくいかない根本原因を特定しましょう。

強制的にやり切る仕組みの例

作業興奮という言葉もあるように、やっていれば後からやる気は勝手についてくることが研究から判明しています。
そのため、勉強を始めるハードルを下げて強制的にやり切る環境を作ってしまうのが一番手っ取り早いです。

  • チャットで目標宣言、達成度報告
    (人と約束して達成度を確認される環境があれば、怠けにくくなる)
  • スタディプラスで学習記録
  • 毎日勉強で使ったノートを送る
  • オンライン自習室の活用

全部東大毎日塾で用意されています。

最後に

計画シート作成/修正のコツをお伝えしました。

ただ、計画シートはあくまで一つのツールでしかありません。

一番重要なのは受験のプロ(専属メンター)と話し合って、合格までの最短経路を見極めることです。

一人だと間違った方向に進んでも気づかないので、必ずメンターからのフィードバックをもらってください。

(塾長の内田は独学で勉強した結果、自分の戦略や計画の間違いに気付かずに一度東大に落ちています。)

東大毎日塾と一緒に志望校合格まで突き進みましょう!

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