まとめノートは作ったほうが良いの?
現役東大生が詳しく解説します!
結論から言うと,きれいに書くことが目的の自己満のまとめノートは無駄です.ただ,まとめノートを作ったほうが良い場合もあります.
この記事でわかること・ダメなまとめノートの例
・効果的なまとめノートの作り方
記事を最後まで読んで,正しい勉強法を身に着け,ぐんぐん成績を上げちゃいましょう.間違った勉強法とは今日でおさらばです.
見たい場所に飛べる目次
こんなまとめノートは無駄
- 参考書を写しただけのまとめノート
- きれいに書くことが目的のまとめノート
- 作っただけで満足する自己満まとめノート
これらがダメな理由は勉強本来の目的に沿っていないからです.
- 問題が解けるようになる
- そのために暗記すべき所は暗記する
「問題を解けるようになる」のが本来の目的のはずが,いつのまにか「きれいにまとめること」が目的になっていませんか?まとめノートを作ったこと自体に満足しちゃう人が多い気がします.
また,暗記のためにまとめノートを作るのは分かるのですが,上にあげた自己満まとめノートでは意味がありません.
暗記のコツは「思い出す作業を繰り返すこと」だからです.
参考書が最高のまとめノート
きれいなまとめノート作りは無駄だと言ってきました。その理由は「参考書」というきれいにまとまった教材が既にあるからです。
参考書は受験のための知識が必要十分にまとまった最高のまとめノートと言えます.
なんせ,予備校講師など,その道のプロが検討に検討を重ねて作ってますからね.
これを差し置いて,自分でその劣化版を作ることほど無駄なことはありません.むしろ,その参考書に授業で習った豆知識や覚えるコツなどをどんどん書き込んでいって,自分だけの参考書を作るのが効果的です.
\無料体験あり/
入会金0円
効果的なまとめノートの作り方
自己満のまとめノートは作るだけ無駄ですが,次の2点が目的なら作る価値は大いにあります.
- 図解して理解する
- 覚えていない知識をまとめる
図解して理解する
ただの文よりも図解したほうが理解が深まります.理系科目なら,複雑な原理や実験の流れなど.文系科目(例えば歴史)なら,物事の時系列や人物関係など.
- 色使いを意識したり,きれいにまとめる必要はない.自分の頭の中がクリアになれば良い.
- 時間軸,対比を意識するとすっきりまとまる
あくまで,自分が理解する手助けとするのがポイントです.
また,繰り返しになりますが,ここに時間を使っても問題を解けるようにはなりません.参考書とか教科書を読んでもなんかすっきり理解できないなーというときにササッとまとめる位にしましょう.
僕は,図解用のまとめノートを用意していたわけではなく,図・表に書いたほうがわかりやすいなと思ったら,参考書,教科書の余白や適当な裏紙にまとめていました.
覚えていない知識をまとめる
これは暗記が目的で,後から何度も見返す用のノートです.僕は次のようなノートを作っていました.
- 覚えていない英単語,表現のまとめ
- 覚えていない古文単語まとめ
- 覚えていない公式,知識まとめ(数学,化学,物理)
1,2の単語まとめノートは高校3年生位で,ある程度単語の知識がついてきた段階で作っていました.そもそも知識があまりないのにやっても非効率です.まずは単語帳をやりましょう.
3については,別のノートに作るのではなくて,問題演習をしていて分からないことが合ったときに,その都度まとめていました.その問題を解くために不足していた知識と関連事項をあぶりだすイメージです.
自分の弱点をミエル化するのが大事だね.
間違えたところを繰り返すことの重要性はこちらの記事でも解説してます.
結局まとめノートは作るべきか
きれいに書くことが目的の自己満のまとめノートは作るだけ無駄です.
参考書に書き込みをしていって自分だけのオリジナルを作りましょう.また,暗記したいことは雑でも良いから何度もまとめること.
- 図解して理解する
あくまで自分のため.時間をかけずにササッと - 覚えていない知識をまとめる
知識の整理.繰り返しみて暗記.
雑に言ってしまうと,「作ることが目的の自己満まとめノートは無駄.問題を解けるようになるために役立つまとめノートは必要」となります.
まとめノートを作る前に本当にそれは必要かを考えてください.
次の記事では,まとめノートの「作り方」にフォーカスを当てています.僕が実際に作っていた実例も紹介しているので,ぜひご覧ください.
最後まで読んでいただき,ありがとうございました!シェアしていただけると,泣いて喜びます(´;ω;`)