東大生に質問,相談してみる

Day9【中学生】 1日15時間勉強しても成績が上がらない地獄

衝撃のタイトルですが、実際にあった話です。

僕が直接面談したA君という生徒がいました。

A君のプロフィール
  • 中学3年生
  • 理数科の高校志望
  • 偏差値は50位(E判定)

成績だけ見ると、あまり勉強していないんじゃないかと思うかもしれませんが、真逆で1日15時間も勉強していたようです。

これは成績が上がらない決定的な理由があるのではと思い、詳しく話を聞いたところ、やってはいけない間違いを3つ犯していたことが分かりました。

内田悠斗(うっちー)

内田悠斗(うっちー)

東大毎日塾 代表

「受験のプロが毎日指導」がコンセプトのオンライン個別指導塾「東大毎日塾」を運営。
オーダーメイドの計画指導と毎日の徹底した学習管理で、難関大学への逆転合格を多数実現。
教育専門家として、大手学習メディアを多数監修。
本ブログでは、累計1000人以上の指導経験に裏打ちされた受験ノウハウや成績アップ術を分かりやすくお届けします。

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勉強しているのに成績が上がらない理由

睡眠が足りていなかった

睡眠時間を4時間まで削って勉強していたようです。

これがまず絶対にやってはいけない勉強法です。

長期記憶は睡眠中に定着するため、いくら勉強してもなかなか覚えられないという状態になってしまうからです。

少なくとも6時間は寝るようにしましょう!

1分考えて分からなかったらすぐ答えを見ていた

ネットで調べていて見つけた勉強法みたいですが、たしかにこういう勉強法はあるにはあります。

特に

  • 基本的な知識を知らないと解けない問題
  • 解法パターンの暗記が重要な数学の基本問題

なんかは、解法が分からなかったらすぐに答えを見るのが効率的な勉強法になります。

ただ、

  • 考えることが重要な問題
  • 実際に書いて計算することが重要な問題

はすぐに答えを見てはいけません。

自分なりに試行錯誤してみたり、条件を書き出してみたり、とりあえず分かるところまで計算してみたりすることが重要となります。

A君は知識さえあれば解ける問題と考えることが重要な問題の見極めができておらず、圧倒的にアウトプットの量が不足していました。

英語リスニングをやっていなかった

試験で出ないから、英語のリスニングの勉強を全くしていなかったようです。

これ、実は間違った勉強法です。

英語は語学なので、耳で聞いて勉強することが非常に重要となります。

耳で聞くことができれば

  • 英語を英語のまま理解できるようになるので、長文読解が得意になる
  • 英語の繋がりを耳で覚えられるので、英作文が得意になる

と、リスニング以外にも驚くほどメリットがあるんです。

リスニングの勉強はリスニングのためにやるのでななく、英語力の底上げのためにやります。

A君には持っていた単語帳のCDで例文を聞くことから始めるように伝えました。

間違いに気づいてよかった…

A君は東大毎日塾で相談してみるという勇気を出したおかげで、いろんな間違いに気づきましたが、 上記の勉強法をそのまま続けていたらと思うと、恐ろしいですよね…

間違った勉強法でいくら勉強しても、成績は上がらないです。

成績が上がらないのには人それぞれ理由があります。

少しでも不安がある人は、気軽に相談してください!

残り少ない期間で合格するための戦略アドバイス

A君と面談したのは受験まで残り5か月を切った9月終わりごろでした。

正直言うと、この時点でE判定という状態から逆転合格できる可能性は非常に低いです。

そこで、なんとか滑り込み合格できる可能性を最大化する戦略を提案しました。

かなり具体的な話をしますが、戦略の考え方を参考にしてください!

戦略①配点の高い科目を優先する

A君の志望校の大宮高校理数科は、数学と理科の点数が2倍にされるというちょっと特殊な配点です👇

配点割合
英語10014%
数学20029%
国語10014%
理科20029%
社会10014%
合計700100%

重要度でいえば、

数学=理科>>英語=国語=社会

と、圧倒的に数学、理科が重要で、その2科目で全体の約6割を占めることが分かります。

この2科目に力を入れるのが基本戦略となりますが、A君の場合入試までの時間がないのでさらに優先度を決める必要がありました。

ほとんどの高校は全科目同じ配点であることが多いですが、内申点や面接の配点により、力の入れどころが変わる場合もあるので、調べておく必要はあります。

戦略②伸びしろがある科目を引き上げる

数学や英語は伸びるのに時間がかかる科目です。

ある分野が苦手だとそれに関連する分野も芋づる式に苦手になってしまうからです。

一方で、理科や社会はやればやるだけ点が伸びるので、短時間で成績を上げることが可能です。

なので、A君の場合は、配点の高い数学、理科の中でも特に理科に最も力を注ぐのが有効となります。

さらにA君の場合、これまで数学に時間を取られすぎていて、理科の勉強をほとんどできていなかったので、なおさら理科の伸びしろは大きいと言えます。

戦略③頻出分野から勉強する

理科の優先度が一番高いと言っても、配点の高い数学を無視するわけにはいきません。

数学で点を取る力を残り数カ月でつけるためには、分野ごとの優先度を決める必要がありました。

例えば、こんな感じです👇

優先すべき分野
  • 理科でも使う上に大問1で4割以上の配点を占める基礎的な計算スキルを身に着ける
  • 「図形の証明問題」が記述式で必ず出るので、まずはそこを完成させる
  • 図形と絡めた関数問題が出るので、その形式で演習量を増やす

こうやって、出題傾向や他科目との兼ね合い、A君の学習状況などから、最もコスパよく数学の点数を上げるたの方法を提案しました。

自分専用の学習戦略が必須

これまでのマガジンで繰り返し言っていますが、こういう自分専用の学習戦略が必須となります。

  • 配点の高い科目を優先
  • 伸びしろのある科目を優先
  • 頻出分野、重要分野を優先

という戦略の例を紹介しましたが、これは本当に人によります。

A君に最適な戦略があなたにとっても最適であることはほぼありません。

自分専用の戦略を考えないと、めちゃくちゃ頑張って勉強したのに、実はそんなに重要じゃないことをやっていたとか普通にあります。

ここをミスると取り返しがつかないことになるので、マジでちゃんと考えましょう…!

手遅れになる前に相談を

やはり、E判定という状態で受験学年の9月ごろ相談されると、どうしても志望校変更を前提とするしかない状況となってしまいます。

一方で、3年生になったばかりの4月の時点であれば、E判定だったとしても残り10か月で何とか合格圏内まで到達できます。

同じE判定でも9月のE判定と4月のE判定は全然違うんです。

ましてや2年生、1年生のうちから相談してくれたら、こんなところ行けっこないっていう志望校でも全然可能性はあります。

これを見ている方は、手遅れにならないうちに一刻でも早く相談していただきたいです。

手遅れになってからだとどうしようもないので、東大毎日塾では受験生の入会は10月までに制限しています。

それくらい動き出す時期が重要だと思ってください。

今動くかどうかで未来は変わってきます!
このままじゃヤバイと感じたら、とにかく相談してください!

相談はこちらから東大毎日塾無料体験に申し込んでいただければ、ガッツリできます。

不安なことがあれば、公式LINEで気軽に相談してくださいね☺

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