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Day5【保護者】【会員】間違った学習戦略で受験に落ちた話

これまでのマガジンでは、こんな話をしました。

勉強(自己投資)について
  • 勉強のやる気を出してもらうには、勉強が人生にもたらすメリットをリアルに伝えるのが良い。
  • 若いうちこそ自己投資すべき
    (親御さん目線で言うと教育投資すべき)
勉強のマインドセット
  • その分野のプロから学ぼう
    (例:勉強を学ぶなら東大生から)
  • プロのアドアイスは素直に実行しよう
    (成功しない人は、アドバイスを聞いても実行しない)
  • 分からないことを解決することが勉強の全て
    そのために、「勉強のプロ」に「いつでも」気軽に質問できる環境に身を置こう

今回は、学習戦略について話します。

合格=正しい勉強法×個別の学習戦略×十分な勉強量

このように、志望校に合格するためには、個別の学習戦略が絶対に必要となります。

戦略を考えずに勉強するのは、地図を持たずに旅をするようなものです。
絶対に道に迷うし、ゴールできたとしても、ものすごい時間がかかってしまいます。

また、自分なりに戦略を考えていたとしても、それが間違っている可能性もあります。

私自身、学習戦略が間違っていて失敗した経験があるので紹介しますね。

お子さんも同様の間違いをしていないか、確認しつつご覧いただければと思います。

間違った学習戦略で受験に落ちた話

高校時代、私は進学校に通っていました。

東大を受験する人もたくさんいて、特に自分で計画を立てなくても、学校から出された課題を取り組んでいれば、自然と東大受験生の平均レベルには到達できるような環境です。

なので、特に疑問も持たずに、学校で配られた問題集を中心に勉強していました。

実際、ほとんど問題なかったのですが、理系科目が思うように伸びないなと思っていました。
直前の過去問演習でも「わずかに足りない」という感覚がありました。

結果、前期試験は以下の結果で不合格となりました。
(結局、後期で受かりましたがその話はまたいつか)

各科目の点数
  • 英語:合格者平均レベル
  • 国語:圧倒的に大失敗
  • 数学、物理、化学:平均よりは下だけど、国語の大失敗がなければギリギリ受かったかも

以下、理系東大志望の高3生(当時の私)を振り返って具体的に分析しているので、その内容そのものではなく、そこから得られる教訓を一般化して考えてみてください。

親御さんに話すにしては、かなり踏み込んだ内容ですが、受験戦略の重要性と東大毎日塾での指導内容を理解していただくために、具体的にお話しします。

落ちた理由を分析してみると…

①国語に時間をかけすぎた

私は元々国語は得意な方で合格者平均点より少し上くらいは取れていました。
しかし、本番は大失敗。

今振り返ってみると、こんな教訓が得られます↓

教訓

理系ならば、得点がぶれやすい国語よりも配点割合が高い数学や理科に時間を割くべき

当時の自分は気づかなかったのですが、東大に合格したメンターのような人から

理系なのに配点の低い国語に時間かけすぎてない?

と戦略アドバイスを受けていれば、避けることができた失敗でした。

②自分に最適な問題集とレベルを見誤っていた

ちょっと具体的な話になりますが、私は以下のような問題集を使っていました。
(問題集の名前自体は知らなくて大丈夫です)

数学で使った問題集

青チャート
(基礎レベル)

スタンダード数学演習
(入試典型問題レベル)

理科で使った問題集

化学はセミナー/物理はアクセス
(教科書レベル)

重要問題集
(入試典型問題レベル)

この問題集ルート自体が「悪い」とは言えませんが「ベスト」ではなかったです。

単純に、演習量が不足していたのもありますが、もう一つ上のレベルの問題集までやっておけば、合格者平均点以上は取れるようになっていたと思います。

さらに、スタンダード数学演習は、学校の指定教材ということも受験期にメインで使っていましたが、解説がそこまで充実していませんでした。

正直もっと別の問題集を使うべきだったと思います。

教訓
  • 自分に最適なレベル、内容の問題集をやるべき
  • 理系なら理系、文系なら文系の科目は配点が高いので十分な量の演習を積むべき

これも東大合格者から受験戦略に関するアドバイスを受けていれば、避けることができた失敗でした。

失敗の原因まとめ

落ちた原因
  • 自分に最適な問題集を把握していなかった
  • 科目ごとの勉強量配分を間違えた

今振り返ってみると、いろんな反省があるのですが、当時は誰からもアドバイスをもらっていなかったので、気づかなかったんです。

つまり、「自分では正しいと思っているが、実は間違っている戦略」に基づいて目の前の勉強をこなしていました。

失敗の根本にあるのは、学習戦略に関するフィードバックをもらわなかったことです。

国語はそこまで力を入れなくて大丈夫だよ

今の君の計画だと理系科目が合格レベルまで上がらないよ

その問題集よりもこっちを使った方が良いよ

当時、こういうフィードバックをもらっていれば、落ちることは無かったはずなんです。

私みたいな失敗を経験してほしくないので、お子さんには、ぜひ信頼できる第3者から学習戦略のフィードバックをもらっていただきたいです。

全体像を知らずに、間違った戦略で進んでしまうと、せっかくの努力が結果に繋がらないこともあります。

東大毎日塾では、受験のプロである東大生がお子さん専用の学習戦略を提案しているので、ぜひ活用してください。

「お子さん専用」の学習戦略が重要

私の場合は、

  • 科目ごとの勉強量の配分
  • 自分に最適な問題集の把握

ができていませんでしたが、これは人によるので、一概にこうした方が良いというアドバイスはできません。

よく「数学オススメ参考書ルート」みたいな記事があって、たしかにあれをしっかりこなせば合格レベルの実力が付くということは間違いないですが、それが全員にとって「ベストな戦略」とは限らないんです。

人それぞれ状況が違うからです。

  • 志望校の出題傾向
  • 苦手科目、得意科目
  • 苦手分野、得意分野
  • 授業の進度
  • 今使っている問題集

などの情報から、お子さん専用の学習戦略を決めることが重要です。

さらにその戦略を基にして、じゃあ具体的に「いつまでに何をやっていくべきか」を明確にした学習プランを立てる必要があります。

東大毎日塾ではこのような学習戦略をお子さんの状況に合わせて考えます。

こういうお子さん専用の学習戦略に基づいた自分専用の学習プランがないと、迷子になってしまい、受験で失敗してしまいます。

1日単位でどの参考書を何ページやろうとかは正直そこまで重要ではありません。
(「やれる限りやろう」が正解だからです。)

それよりも今の勉強を続けていれば合格レベルに到達するだろうという長期的な戦略が大事になります。

東大毎日塾を使う使わないに関わらず、成績を上げるためには下記を必ず満たす必要があります。

  1. 合格率を高めるためにやるべきことの優先順位
  2. 「いつまでに」「何を」やるべきかの大まかなプラン
  3. その戦略やプランを経験者に見てもらうこと

私は③(信頼できる第3者からのフィードバック)がなかったせいで、正しいと思っていた①②(戦略やプラン)が実は間違っていて大失敗しました。

本当に後悔してます…
昔に戻れたら、「とっととプロからアドバイスもらえ!」と伝えたいです。

塾長うっちー

塾長うっちー

私が高校生の時に東大毎日塾があったら間違いなく利用してますね…

まとめと学習診断

今日のまとめ
  • 間違った学習戦略だと受験に落ちる
  • 信頼できる第3者からフィードバックをもらわないと間違いに気づかない
  • プロの目線を入れたお子さん専用の学習戦略が必要

私のリアルな失敗談をお話ししたので、かなり生々しかったと思います。

今回の話で一番伝えたいのは、まずは受験戦略の重要性を認識して、信頼できる第3者に見てもらおうということです。

個別の学習戦略の重要性を少しでも実感していただけたら幸いです。

もし、お子さんが何をやれば良いか具体的に分かっていなければ、メンターまでご連絡ください。

今日も学習診断を用意しました!

この診断結果をもとに、個別の学習アドバイスが届きます!

\10秒で終わります!/