
LEAPって、赤字の意味だけ覚えればいいの? 黒字の意味や例文、派生語まで覚えるのか、自分の志望校ならどのPartまでやればいいのかも分からない…

東大毎日塾
代表 内田
そこで、この記事では、センター英語(今で言う共通テスト英語)満点の東大卒塾長が、LEAPの使い方と、志望校別にどこまでやるかをまとめました。
- 赤字以外(黒字の意味・例文・派生語)まで覚えるべきか
- 志望校別に、どのPartまでやればいいか
- シス単やターゲット1900に買い替えるべきか
最後まで読めば、LEAPを迷わず使い切れるようになります!
見たい場所に飛べる目次
LEAPの使い方・覚え方
右の例文とセットで、使い方を覚える
LEAPには、見出し語の意味ごとに、ページの右側に例文とその訳が載っています(本では「用例」と呼ばれています)。

入試では、単語は長文の中に出てきて、それを読んで理解できるかが問われます。
例文で使い方を覚えておくと、長文で同じ単語に出会ったときに、意味がすぐ分かるんですよね。
例文を見ずに、英単語と日本語訳を1対1で覚えていくのは、単語学習でつまずく人によく見られるやり方です。
長文が読めるようにならず、リスニングや英作文の力にもつながりません。
赤字だけでいい?黒字の意味も覚える?
見出し語の意味は、いちばん大事なものが赤字、2つ目以降が黒字で載っています。

赤字も黒字も、例文とセットで覚えます。
長文では、2つ目以降の意味で使われることもあるからです。
ただ、日本語の訳を3つも4つもバラバラに覚える必要はありません。
▶の印のあとには語のニュアンスが書いてあるので、produce の「表に出す」のような根本の意味をつかんでおけば、一見違って見える意味も例文で理解できます。
確かめるときは、例文の訳を全部隠す
例文の訳を紙などで隠し、英語の例文を見て、意味が分かるか確かめます。
付属の赤シートだと、訳の中の赤字しか隠れないので、単語1語の確認で終わってしまいます。
例文の意味が分かれば、日本語の訳を一言一句覚えていなくても大丈夫です。
例文のほかの単語を手がかりに意味が分かった場合も、長文を読むときと同じなので、それで十分です。
頻出・派生語などの解説は、最初は読むだけでいい

ページの左側には、意味のほかに、よく出る熟語(「頻出」の欄)や、語源と派生語(ピンの印の欄)が載っています。
- 頻出: 実際によく使われる言い方
- 語源: 知っていると、初めて見る単語でも意味を推測できる
- 派生語: 同じ単語から形を変えてできた語で、見出し語とまとめて覚えたほうが効率がいい
これらは、新しい単語を覚えるときに読むだけで大丈夫です。
例文の意味がすぐ分かるようになってきたら、頻出の熟語と派生語も覚えて、言えるか確かめてください(語源は読むだけでOKです)。
ちなみに、僕は英語のほうに緑のマーカーを引いておき、付属の赤シートで英語を隠して、日本語を見て英語を言えるか確かめていました。
派生語は英語を見れば見出し語から意味が推測でき、熟語も見出し語の意味が分かっていれば推測できるので、日本語を隠しても確認にならなかったからです。

Active(Part 1・2)は、日本語→英語も言えるか確かめる
LEAPのPart 1・2は、出版社が「Writing・Speakingで使いこなす」発信語彙(Active Vocabulary)としている単語です。
英作文で自分が使う単語なので、頻出の熟語や派生語と同じく、例文の意味がすぐ分かるようになってきたら、日本語→英語も確かめてください(Part 3・4は英語→日本語だけで大丈夫です)。
書いてテストすると時間がかかるので、書くのは時間に余裕がある人だけで大丈夫です。
ただし、つづりが怪しい単語は、書いて確かめてください。
LEAPは1日に何単語?1ヶ月の回し方
新しく進む量は、1日30語が目安です。
1日30分あれば十分回せる量で、出版社の学習スケジュール表の標準のペース(1日20〜40語)とも同じくらいです。
下の回し方で進めると、Part 4(2000語)までを約3ヶ月で4周し終えるので、高2の春に始めれば、受験までに20周以上くり返せます。
回し方は、覚えた日・翌日・1週間後・1ヶ月後と、復習の間隔を少しずつ空けていくのが基本です。
同じ日に何度もくり返すより、間を空けて思い出すほうが記憶に残るんですよね。
1日30語なら、具体的にはこう進めます。
| いつ | やること |
|---|---|
| 1日目 | 1〜30を覚える |
| 2〜7日目 | 前日の30語を軽く見直してから、新しい30語を覚える |
| 8日目 | 新しく進まず、1〜210を総復習する |
| 9〜16日目 | 211〜420を7日で覚え、最後の日にその211〜420を総復習する |
| 17〜32日目 | 同じ流れで、840まで進める |
| 33〜36日目 | 1〜840を総復習する(1日210語) |
時間をかけるのはその日の新しい30語だけで、見直しと総復習は、訳を隠して例文の意味が分かるか確かめれば十分です。
そのあとも同じ流れで進め、1ヶ月ごとに、その1ヶ月で進めた範囲を総復習します。
志望校の範囲の最後まで来たら、その先には進まずに、範囲全体の総復習を1ヶ月に1回くり返します。
学校の小テストや赤字の意味だけで途中まで進んでいる人は、そこまでを何日かに分けて、例文の意味が分かるか確かめながら総復習してから、続きを1日30語で進めてください。
何周すればいい?まず4周で8割、受験までに20周以上
目安は、上の回し方の最初の4周(覚えた日・翌日・その週の総復習・その月の総復習)で、その範囲の8割が分かる状態にすることです。
そのあと1ヶ月に1回の範囲全体の総復習を続けると、受験までに20周以上になります。
仕上がったかどうかは、総復習のときに訳を隠して、その範囲の8割の例文の意味が考え込まずに分かるかで確かめてください。
10割を目指すと最後の数十語に時間がかかりすぎます。
LEAPのレベル:志望校別にどのPartまでやるか
LEAPは、次の4つのPartと、巻末の+αでできています。
| Part | 番号 | 中身 |
|---|---|---|
| Part 1 | 1〜400 | 発信語彙(Active)・最重要 |
| Part 2 | 401〜1000 | 発信語彙(Active)・重要 |
| Part 3 | 1001〜1400 | 受信語彙(Passive)・最重要 |
| Part 4 | 1401〜2000 | 受信語彙(Passive)・重要 |
| +α | 2001〜2300 | 最難関国公立・私大対策の難単語 |
※番号は改訂版(2024年11月発行)のものです。
志望校別に、どのPartまでを、いつまでに仕上げるかは次の表のとおりです。
| 志望校(偏差値) | どこまで | 仕上げる期限 |
|---|---|---|
| 日東駒専・ 地方国公立下位 (〜55) | Part 3まで | 高2末:1200まで 高3の7月末:1400まで |
| MARCH・ 地方国公立 (55〜60) | Part 4まで | 高2末:1200まで 高3の6月末:2000まで |
| 難関国公立(60〜67.5) | 全範囲(+αまで) | 高2の8月:800まで 高2末:1500まで 高3の6月末:全範囲 |
| 最難関(67.5〜) | 全範囲+2冊目 | 高2の8月:1500まで 高2末:全範囲 |
※産近甲龍は日東駒専と、関関同立はMARCHと同じ行です。
難関国公立は阪大・名大・東北・神戸・北大・九大・筑波・横国・千葉・広島・東京科学大、最難関は東大・京大・一橋・早慶上智です。
偏差値は、河合塾の全統記述模試での志望校の目安です。
LEAPが難しく感じるなら、LEAP Basicから
LEAP Basicは、LEAPと同じ数研出版のシリーズで、LEAPの一つ手前のレベルにあたる入門版です。
次のどれかに当てはまるなら、LEAPに入る前に、LEAP Basicを1〜2ヶ月で1冊仕上げてください。
- 河合塾の全統記述模試で英語の偏差値が50以下(進研模試なら60以下)
- 高校受験のときの偏差値が60以下
- 高校受験で単語の勉強をほとんどしていない
中学〜高校基礎の単語が固まっていないままLEAPに入ると、Part 1から知らない単語ばかりで、1語の情報も多いぶん、覚えるのに時間がかかりすぎます。
仕上げたら、そのままLEAPに進めます。
LEAPとシス単・ターゲット1900はどっちがいい?
シス単(駿台文庫)・ターゲット1900(旺文社)・LEAPの3冊は、どれも高校の基礎から難関大までを扱い、載っている単語の範囲もほぼ同じです。
買い替えると、覚えた分を別の本の並びで覚え直すことになり、時間がかかるだけです。
ほかの単語帳を配られている人も、2冊を併用せず、小テストで使っているほうに絞ってください。
自分で選ぶなら、解説を読むのが得意かで決める
何も配られていない人は、解説を読むのが得意かどうかで選びます。
読むのが得意で、ニュアンスや使い方まで知りたい人にはLEAPが向いています。
解説が長いと手が止まりやすい人は、最初はフレーズだけを覚えればよいシス単にしてください(使い方はシス単の記事)。
LEAPの音声とアプリ
例文の音声を聞いて、まねして声に出す
LEAPでは、例文の音声を聞き、まねして英語を声に出しながら覚えてください。
音を聞いてまねすると、例文が頭に入りやすくなり、英語の力が全体に上がります。
- リスニング: 英語は単語がつながると音が変わるので、単語1つずつでなく、例文のまとまりで聞き慣れておくと、つながった英語も聞き取れるようになる
- 長文・英作文・スピーキング: 例文が頭に入っているので長文が理解しやすくなり、英作文や話すときにも、覚えたフレーズがそのまま表現として出てくるようになる
僕は通学中に、例文の音声に合わせてシャドーイングしていました。
本を開けないときでもできるので、忙しい日でも続けられるんですよね。
改訂版は、本のQRコードをスマホで読み取れば、単語と例文の音声を無料で聞けます。
前の版を使っている人は、数研出版のサイトで音声のダウンロードを申し込むと、メールで受け取れます。
LEAPのアプリは?
数研出版が出しているLEAPのアプリはありません(2026年10月時点)。
改訂版はQRコードから「ドリル問題」が使えますが、四択で答える形なので、本で例文の意味を確かめる代わりにはなりません。
すき間時間の復習に使ってください。
ほかの会社や個人が作ったアプリ・小テストサイトを使うなら、例文の形で確認できるものを選んでください。
単語だけを1語1訳で答えるテストでは、実際の使い方を覚えられません。
LEAPに熟語帳や2冊目は要る?
熟語帳:MARCH・地方国公立から上は1冊足す
LEAPは単語の本で、熟語は見出し語を使ったもの(「頻出」の欄)しか載っていません。
数研出版も、熟語は別の本(『必携英熟語LEAP』)で出しています。
そのため、MARCH・地方国公立から上を目指す人は、熟語帳を1冊足します。
日東駒専・地方国公立下位なら熟語帳は足さず、LEAPのPart 3までを仕上げるほうを優先してください。
学校で『必携英熟語LEAP』を配られたら、それを使ってください。
自分で選ぶなら、次のとおりです。
- 高2までにLEAPと文法が順調に進んでいる人:速読英熟語。 長文を読みながら覚えるので時間はかかるが、長文の練習も一緒にできる
- 高3から始める人:英熟語ターゲット1000。 一覧で速く回して仕上げられる
最難関(東大・京大・一橋・早慶上智):2冊目に英検準1級 単熟語EX
最難関の長文には、LEAPに載っていない難しい単語も出てくるので、LEAPの全範囲を仕上げたら2冊目を足しましょう。
2冊目には、英検準1級 単熟語EX(ジャパンタイムズ出版)を使います。
最難関を受ける人が併願する私立の英検利用方式では、英検準1級以上が1つの目安になります。
どうせ準1級の勉強をするなら、その単語帳を2冊目にしておくのが近道です。
準1級の単語は、そうした難しい単語ともほぼ重なるので、英検を受けない人の2冊目にもなります。
よくある質問
Q. LEAPは英検何級レベル?
英検2級は高校卒業程度のレベル(日本英語検定協会)なので、大学受験向けのLEAPを仕上げていれば単語は足ります。
準1級を受けるなら、上の単熟語EXを足してください。
Q. 改訂版と前の版はどう違う?買い直すべき?
MARCH・地方国公立までを目指すなら、前の版のまま仕上げてください。
改訂版(2024年11月発行)では、最難関向けの難単語(+α・300語)などが加わり、QRコードで音声・解説動画・ドリル問題も使えるようになりました。
前の版もPart 3(1400番)までは番号が同じで、Part 4が1935番で終わり、+αはありません。
難関国公立から上を目指すなら、+αが範囲に入るので、改訂版にしてください。
※この記事の紙面の画像は、数研出版「改訂版 必携 英単語 LEAP」内容を見るの紙面の一部です(緑のマーカーと赤シートの見え方は東大毎日塾が加えたイメージ)。
まとめ
- 何を覚える:赤字も黒字も、右の例文とセットで使い方を覚える。頻出・派生語などは最初は読むだけ
- どこまで:日東駒専・地方国公立下位はPart 3まで、MARCH・地方国公立はPart 4まで、難関国公立から上は全範囲
- 買い替え:学校でLEAPを配られているなら、そのまま使う
志望校が決まらず、どこまでやればいいか分からない、解説が多くて毎日回し切れない、という人は、東大毎日塾の無料個別相談会に来てください。
今の進み具合などから、LEAPの使い方も含めて、最短で合格できる学習計画を一緒に考えます。
\毎月10人限定/
ご入会を強制するものではございません
