どうも!東大毎日塾のうっちーです!
問題集の選び方や取り組み方、間違えていませんか?
もしかしたら、それがあなたの成績が伸びない原因かもしれません!
本記事では「なぜあなたの学力は伸びないのか?」という、学力が上がらない根本的な原因・そして伸ばすための方法について解説していきます。
この記事の監修者
「受験のプロが毎日指導」がコンセプトのオンライン個別指導塾「東大毎日塾」教務チーム。
オーダーメイドの計画指導と毎日の徹底した学習管理で、難関大学への逆転合格を多数実現。
本ブログでは、累計1000人以上を指導してきた中で見つけた受験ノウハウや成績アップ術を今日から活用できる形で分かりやすくお届けします。
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自分の成績に満足している人は少ない
突然ですが、あなたは今の自分の成績に満足していますか?
「最近ちょっと成績が伸びないんだよねー」とか
「あれ、なんだかスランプかな?」
と思っている方は特に要注意です。
と言いますのも、今の勉強スタイルが自分の中で確立してしまっていて、その勉強スタイル自体が間違っている場合、それ以上学力が伸びにくくなっている可能性があるからです。
私はこれまで指導者として1000人以上の学生さんを教えてきましたが、学力が上がらない、テストの成績が上がらないというスランプに陥っている時にこそ根本的にダメな原因があります
こういったダメな原因を放っておいて、「とにかく睡眠時間を削ってやれるだけやる!」
といったように、努力量を増やすことで克服もできなくはありません。
ですが、そのようなやり方を続けていくと、やがては疲弊してしまって一向に成長することはできませんし、挙げ句の果てには挫折して、志望校合格は夢のまた夢に。
そんなことは絶対に避けたいですよね?
志望校合格に向けて、特に「受験」という長期戦に対しては、成績が伸びない根本的な原因を特定して自分らしく続けられるスタイルを確立することが何よりも重要視されています。
そこで今回は
「勉強をしているけど学力が伸びている感覚がない」
「なかなか模試の成績が上がらない」と思っている方に向けて、
「なぜあなたの学力が伸びないのか?」という根本的な原因とその解決策について詳しく解説していきますので、是非最後までしっかりと聞いてくださいね!
東大毎日塾
うっちー
なぜ学力が伸びないのか?根本的な原因と解決策を解説していきますので、ぜひ参考にしてください!
学力が伸びない本当の原因
「学力が伸びない」原因はいくつかあって、それは
- ①インプット型の学習で満足している
- ②間違えた問題を解き直さない
- ③適切な参考書・問題集を選んでいない
- ④勉強の計画を立てられていない
- ⑤第三者のフィードバックを受けていない
- ⑥集中できない環境を作ってしまっている
の6つとなります。
それぞれ一つずつ解説していきますね。
インプット型の学習で満足しているから
あなたの学力が伸びない原因の一つ目は「インプット型の学習で満足している」からです。
インプット型の学習法とは「教科書や解説を読んで解法パターンを知る」ということですが、インプットの量を増やしただけでは、問題を解けるようにはなりません。
なぜなら、模試やテストの点数はインプットの量ではなく、アウトプットの量によって決まるからです。
突然ですが、「バラ(薔薇)」と「ゆううつ(憂鬱)」
これら二つの言葉を漢字で書いてみてください。
おそらく多くの人がこれまでテレビや本で何度も目にしてきた漢字だと思いますが、
スラスラかけましたか?
正直、かけないですよね(笑)
実際に、薔薇も憂鬱も文字では見たことはあっても、書く機会、つまりアウトプットをしていないから身についていなくて書けない、ということなんです。
これは漢字以外の勉強でも全く同じ事が言えて、
- 教科書や参考書を読む
- 重要箇所にマーカーを入れる
- 日本史や英単語を暗記する
- まとめノートを作る
といった「インプット型の学習」をいくら増やしたところで、テストの問題を解けるようにはならないんですね。
それは、新たな知識が身についたことで「勉強した気になる」ことはあっても、それを使いこなす事ができない状態になってしまっているからです。
また、いざテストに出された時にも「やり方はなんとなく知っているけど、実際に解く事ができなかった」といった生徒さんの経験談をよく聞きます。
あなたも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
これこそが、インプットしたことを活かしきれていない証拠です。
インプットをすることももちろん大切ではありますが、定期テストや模試のテストの点数は「インプットした量」ではなく「アウトプットした量」だけ比例して結果に現れます。
なので、インプット中心の勉強ではなく、アウトプット中心の勉強に切り替える事がテストの点数を上げるためには大切というわけですね。
目安としては勉強時間の比率がインプットとアウトプットで3:7くらいの比率になるように調整してください。
例えば、英語で過去分詞に関する授業を1時間受けたとしたら、その授業の内容に関する問題集を2時間は解くとか、
数学の参考書で三角関数の定理や公式を30分勉強したら、1時間は三角関数に関する問題集を解くといったようにする感じです。
こうすることで成績はぐんぐん上がるようになりますので、これからはアウトプットの比率に着目して勉強していきましょう。
間違えた問題を解き直さないから
あなたの学力が伸びない原因の二つ目は「間違えた問題を解き直さない」からです。
「学力が伸びない」と感じている人の多くは、同じ問題を解き直すことを嫌がる傾向にあります。
なんとなくやり方がわかればまあいいか、という気持ちもわかるし、一度間違えてしまうとちょっと凹んだりやる気がなくなる気持ちもよくわかります。
ただ、間違えた問題というのは、実は宝の宝庫なんです!
僕自身、ずっと口を酸っぱくして言っていることなんですけど、勉強の本質は「できない問題」を「できる問題」に変えることであって、そのできる問題を増やすだけの簡単なゲームです。
そして、「できなかった問題」に対して「同じような問題が出てきた時にどうやって正解できるようにするか?」を考えることが大切になります、
それが達成できれば、「できなかった問題」は解き直すことでできるようになりますし、解法パターンを知ることで似たような問題に対しても解く力がぐんぐん身についてくるんですね。
「一つの問題を間違えたらその問題だけじゃなくて、似た問題も解けるようになる」
って考えたらお得な感じがしませんか?
ですから、「できなかった問題」があったら「やるべき事が見つかった!」「3問くらい解ける問題が増えた!」と前向きな気持ちで捉えていきましょう。
間違えた問題を克服するには「とにかく繰り返すこと」しかありません。
一回で覚えられるのは天才だけですから、僕も含めて凡人は、何度も何度も繰り返して自分のものにするしかないんですね。
数学であれば、問題を根本から理解した上で3回やれば、9割くらいは定着します。
間違えた問題だけは、少なくとも2回は繰り返し行いましょう。
英単語などの暗記ものは、さらに周回した方が良いです。
そして、繰り返し解くことはもちろんですが、正しい解法が載っている「解説」は流し読みはせずに、ちゃんと解法パターンを知ってその問題をマスターすることが得点力UPの近道と言えます。
国語や英語なら記述問題も丸写しするだけではなく、解説を閉じてもう一度自分で解く気持ちで書き切ることや、数学や物理でも使用する公式や定理などを思い浮かべるだけではなく、実際に書き込んでケアレスミスなく解き切ることを意識していきましょう。
また、解いている時も、
- 次にどのように考えたら正解できるのか?
- 不足していた知識はなんだったのか?
- どうやったらその発想が出てくるのか、またそのヒントはどこにあるのか?
といったことまで注意しながら解き直すことで、より理解が深まり自分ごとに落とし込みやすくなるので、次の模試で似た問題が出てきた時にもしっかり解く事ができるはずです。
なので、間違えた問題はしっかりと自分の力で解き直すようにして、自分の武器をどんどん増やしていきましょう。
適切な参考書や問題集を選んでいないから
あなたの学力が伸びない原因の三つ目は「適切な参考書や問題集を選んでいない」からです。
模試の成績が上がらない原因の一つに「参考書選びを間違っている」可能性があります。
最近の参考書は講義形式でわかりやすいものがあったり、難易度も豊富な問題集もたくさんあります。
ですが、便利な反面、「特徴が分かれていてどれをやればいいかわからない!」「自分の状況やレベルに合った参考書を選べない!」と迷子になって適切に選べていない人が多くいるんですね。
また、よくあるのが、最初から高いレベルの参考書に取り組んでしまって、理解が追いつかずに勉強の効率が悪くなってしまうパターン。
さらには、逆にレベルが低すぎる参考書に取り組み続けていて、応用力が身に付かずにレベルがなかなか上がらないといったケースもよくあります。
あなたも、参考書を買ってやったのはいいものの「何か身になっていないな」と思うことがあるのではないでしょうか。
よく聞く評判だけで選んでしまうとこういった罠に陥ってしまうので、そうならないためにも今回は参考書選びの5つのポイントをお伝えします。
参考書・問題集選びのポイントの1つ目は「自分に適したレベルの参考書や問題集」を選ぶことです。
自分のレベルに合っていないと、本当に成績は上がりません。なので「レベル」は一番気にかけてほしいところですが、僕の体感でも本当に自分のレベルにぴったりの問題集を選ぶ事ができている人ってあまり多くはないんですね。
例えば、
- 英語について文法や単語がまだ定着していないのに、長文読解の問題集ばかりやっている
- 数学もまだ教科書レベルの基礎も定着していないのに、ハイレベルな問題集にばかり手を出す
といったことをやっている人は意外と多くいるんです。
こう言った時に、選ぶ目安としては、「どの問題も初見では解けないけど、解説を見れば解ける」ようなレベル感を選ぶと良いです。
英語の長文読解問題集については、問題文の単語レベルや解説に載っている「覚えるべき単語」を見て「単語自体はわかるけど、文章は時間をかけないと読めないし問題も解くのに時間がかかる」ような問題集を選ぶと良いでしょう。
逆に、そもそも単語が全くわからないようであれば、単語の暗記から始めるべきだということもわかりますね。
理数科目も同じで、問題文をみて「なんとなく解き方はわかりそうだけどどんな公式を使ったら良いか覚えていない」といった問題集を選ぶと良いです。
ぜひ参考にしてみてください。
参考書・問題集選びのポイントの 2つ目は「解説が充実しているもの」を選ぶことです。
僕自身もこれで失敗した経験があって、最初は学校で配られていた「数学スタンダード演習」を使っていたんですが、今思うと解説は全然充実していなかったかなと思います。
というのも、こう言った「学校で使う前提」の問題集は授業で解説を入れられることが前提で作られていることも多いので、特に独学の人には向かないんですね。
解説が充実していなければ、当然理解を深めることができないので、成長することが難しくなります。
このような使い方や問題集のクセは授業では教えてくれませんし、評判ではわかりにくいので、言われないと気づきません。
単に「授業で配られた参考書だから」「みんながオススメしていた問題集だから」といった理由だけで突き進むのはあまりにも危険なんですね。
ですから解説の充実度についても、主観で構いませんので、事前に中身を見て
「十分に解説が入っているな」とか「私にはこれくらいの解説があれば十分だ」
と思えるくらいの参考書や問題集を選ぶようにしましょう。
参考書・問題集選びのポイントの3つ目は「問題集にするのか講義形式の参考書にするのかを最初に決める」ということです。
自分の今のフェーズと受験までの期間に合わせて参考書にするのか、問題集にするのかを決めなければいけません。
参考書は基本的には問題演習よりも基礎知識や定理を学ぶインプットに比重を置いていますし、問題集は基礎知識をアウトプットするために使用します。
ですから、基礎知識を持っていない人にとっては、問題集を使って問題を解くことはかなり難しくなってしまうわけです。
逆に基礎知識がある人にとって、必要な勉強方法はアウトプット型の学習ですから、講義形式のインプットをもう一度やると勉強効率が下がってしまうんですね。
例えば、基礎から勉強を始める必要がある科目や先取りして初めて学ぶ科目、
一回は習ったけど全然理解できてない科目については数学で言えば『「数学が面白いほどわかる」シリーズ』だったり、日本史・世界史でいえば「詳細日本史B」「詳細世界史B」の参考書やスタディサプリなどの映像授業を使用してインプットをする。
逆に、「習った記憶はあるけどテストや問題に立ち会うと解けない」という状態や「基礎固めは済んだので解ける問題を増やしていきたい」という状態であれば、「問題精講シリーズ」だったり、「重要問題集シリーズ」といったようなアウトプット中心の問題集に比重を置くと学習効率が高まります。
こう言った形で、自分の今のフェーズに合わせて、参考書にするか問題集にするかを改めて考え直して決めるようにしていきましょう。
参考書・問題集選びのポイントの4つ目は「問題量とやる時期を考慮して選ぶ」ということです。
例えば青チャートは僕自身も使っていてオススメの教材なんですが、高校三年生の秋口に「内田先生!数学をなんとかしたいです!」と言われても、青チャートのような500ページ以上もある問題集はオススメできません。
秋口つまり10月前後で言うと受験まで残り4ヶ月程度ですから、1ヶ月で125ページ、毎日4-5ページ進めてやっと一周できるペースになります。
3周やろうと思うと、1日10ページ+αは進めないと間に合わないんですね。
他の教科もガッツリと勉強しないといけない時期ですから、1日10ページも進めるというのはかなり難しいです。
ですから、僕としても始める時期に合わせて基礎問題精講シリーズなどの問題集をオススメするか、青チャートを使うとしてもやるべき項目を絞るように伝えています。
評判の良い問題集でも、問題の量と受験までの日程を比べると自分にはマッチしていない場合もあるので、いつ頃、どの段階で使うのかという点も加味した上で選ぶようにしましょう。
参考書・問題集選びのポイントの5つ目は「他にも使っている教材とのバランスを考慮する」ということです。
完全に独学で勉強をしている浪人生ならまだしも、1日の大半を学校で授業を受けている人にとっては、すでに使用している教材を考慮しないとパンクをしてしまいます。
例えば、学校で4STEP、サクシード、フォーカスゴールドとかが配られているのに、
「青チャートがおすすめって聞いたから青チャートもやろう!」
ってすると、とてもじゃないですが時間が足りないですよね。
なので、東大毎日塾でもカリキュラムを塾から押し付けるのではなく、生徒さんの学習状況や学校での指定教材、学校の宿題、授業スケジュールなども考慮して、最適な教材を選定しています。
こう言った自分の状況や環境にに合わせて問題集を選んでいけるようにしましょう。
ちなみに、学校の進捗や自分のレベル、やる時期についても選び方がよくわからないことも多くあると思います。
そんな時は、東大毎日塾では個別でご相談も受け付けていますので、是非お気軽に公式LINEにメッセージを送ってください!
話を戻しますが、参考書・問題集関連で一番重要なことは「その使い方」です。
勉強が苦手な人ほど一冊の問題集を完璧にする前に、新しい参考書に手を出してしまう事が多くあります。
ですが先ほどもお伝えしたように成績アップの近道は、「間違えた問題を繰り返し解いて、できない問題をなくす」という事です。
まずは自分が今使っている問題集に関しては、「わからない問題が全くない状態」にすることを目標にして、2週目以降は間違えた問題や解くことができるか怪しい問題だけで良いので、最低3周は必ずやるようにしていきましょう。
勉強の計画を立てられていないから
あなたの学力が伸びない原因の四つ目は「勉強の計画を立てられていない」からです。
みなさん、今から志望校合格までの長期計画はちゃんと立てられていますか?
一声に「計画を立てていきましょう」とお伝えしても、多くの人は定期テストと同じような感覚で、「テストまでの2週間は何をしようか?」「今日の勉強のスケジュールはどうしようか?」といったような数日から数週間の計画しか立てられない人が大半です。
ですが、本当に必要なのは「今から志望校合格までの年間単位の長期プラン」なんですね。
長期プランがない勉強というのは「地図のない登山」と同じくらい難易度が高いんです。
これを見ているあなたも、初めて山登りをするのに地図もなく、ガイドさんもいない状態で「頂上目指して!」と言われて、そこまで無事に辿り着けると思いますか?
大抵の人は難しいんじゃないかと思います。
辿り着けたとしてもものすごく時間がかかることもあります。
大学受験も同じなんです。
長期プランを立てるからこそ、やるべきことが明確になって、最短効率で学習を進められます。
その結果、しっかり学力を伸ばすことができて、志望校への合格率が格段にアップするというわけです。
しかし、どうやって計画を立てればいいのかピンとこない方もいると思うので、この章では学習計画の具体的な立て方についてお伝えしていきたいと思います。
志望校が決まった後の計画の立て方は、
- ステップ1 入試情報の調査と分析
- ステップ2 目標の点数と現実のギャップの洗い出し
- ステップ3 年間の勉強計画の決定
- ステップ4 月にやるべきことの決定
- ステップ5 一週間あたりのノルマを決定
- ステップ6 1日あたりのノルマを決定
この6ステップになります。
一つずつ解説していきますね。
まず1つ目のステップでは、「入試情報の調査と分析」を行います。
今の話を聞いて「えっ、最初に年間計画から立てるんじゃないの?」と思った方もいるかと思います。
ですが、志望校の入試の傾向を調査すると、各科目の配点や共通テストと2次試験の配点がわかってきますので、どの科目にどれだけ重点を置いてどれだけの量を勉強すべきかがわかってくるんですね。
つまり入試情報の調査と分析を先に行うことで、ゴールが先に見えてくるので、
合格までに必要な勉強量や勉強の方向性、選ぶべき参考書の難易度がわかって、
その具体的な各科目の比重や取り組み量を
年間スケジュールに落とし込むことができるようになります。
だから、計画を立てる前に、先に調査が必要になってくるわけです。
具体的な調べ方は主に2つあります。
1つ目が、ネットで「〇〇大学 入試 特徴」のように調べると入試情報をまとめたサイトが出てくるので、そこで確認することができます。
もう一つは、大学のサイトを確認すると載っていることもありますので、こちらもしっかりと確認していきましょう。
また、計画を立てるときに調べて欲しいのは、
- 共通テストと二次試験の各科目の配点
- 合格最低点と合格平均点
- 足切りがあるかどうか
- 特徴的な問題や頻出分野があるか
といった内容を調べていきます。
今回は僕自身が東大出身なので、その調査結果をお伝えしていきたいと思いますが、数字の情報がたくさん出てきますので、一時停止しながら進めてみてくださいね。
まずこちらが東大に関する共通テストと二次試験、最終的な合計点の配点となります。
共通テスト※ | 2次試験 | 合計 | |
英語 | 200→24 | 120 | 144 |
数学 | 200→24 | 120 | 144 |
国語 | 200→24 | 80 | 104 |
理科 | 200→24 | 120 | 144 |
社会 | 100→12 | – | 12 |
合計 | 900→110 | 440 | 550 |
(引用:https://www.toudain.com/entry/study-plan)
東大では共通テストの900点満点が110点に圧縮されますので、二次試験の換算分として計算する必要があります。
これをみてもわかると思いますが、共通テストと二次試験の合計点数の550点満点中、共通テストが110点、二次試験が440点となってますよね。
つまり二次試験の方が配点が高く、共通テストよりも4倍の重要度があるとわかります。
これらの情報より、
- 二次試験に向けた勉強をする中で共通テストでも得点できるレベルの基礎力を身につけて
- 共通テストは入試直前の数週間で形式に慣れるための過去問演習程度でよい
といったざっくりとした戦略が有効である事がわかりますね。
さらに配点も、英語・数学・理科は国語の1.4倍の配点ですし、社会の12倍の配点ですから、英語・数学・理科の3科目に力を入れるべきである事がわかります。
次に合格最低点と合格者平均点の確認です。
2021年度の東大理一の合格点はこちらの通りです。
合格者最低点 | 合格者平均点 | |
共通テスト | 699(足きり) | 789 |
合計 | 333 | 360 |
(引用:https://www.toudain.com/entry/study-plan)
先ほどもお伝えしたように、共通テストはどうせ1/4まで圧縮されますので、ここで重要視すべきは「足切り」の点数です。
2021年の場合には699が足切りとなっていて、年によるブレもありますから大体750点つまり各科目83%程度取ることを目標にしていくこととしましょう。
共通テストで750点取れた場合には、合計点数の圧縮後の点数は91.7点ですので、残りの二次試験で合格最低点の333点に到達するためには241点が必要になります。
余裕を持つためにも合格者平均点を目標にすると440点満点中、大体270点が目標になり、二次試験では各科目で大体61%前後取る必要がある事がわかりますね。
科目ごとに個人的な得意不得意があると思いますから、各科目に置き換えてみると、二次試験の配点は例えばこんな感じです。
科目 | 目標点数 |
英語 | 80/120 |
数学 | 75/120 |
国語 | 40/80 |
理科 | 75/120 |
合計 | 270/440 |
(引用:https://www.toudain.com/entry/study-plan)
このように定量的な目標設定をしていきましょう。
また同時に頻出分野や特徴的な問題形式などもこの段階でざっくりと調べて、把握しておくと次に出てくるギャップの洗い出しや年間計画にも落とし込みやすくなります。
今回は東大の入試情報をベースにして行いましたが、こんな感じで、年間スケジュールに落とし込むためにはゴールとなる目標点などの洗い出しが必要です。
その他の国公立や私大も同じ要領で出来るのでしっかりと作り込んでいってくださいね。
定量的な目標が決まったら、二つ目のステップで「目標点数と現実のギャップの洗い出し」を行います。
あなたが志望校合格までにこれから埋めるべき点数は、ステップ1で出した目標点数と自分の実力値の差です。
自分の実力は、過去問を解くことで把握できます。
まずは一度、共通テストや二次試験の問題を解いてみて、目標点数との得点差を確認しましょう。
そして、画像のように表にまとめてみてください。
こうやって書き出すと各科目どのくらいギャップがあるかが明確になるんですよ。
そして、おそらくほとんどの人が目標点数に届いていないと思います。
ここで重要なのは目標点数に届いていないことに悲観するのではなく、
- 各科目何点届いていなかったのか?
- どの項目が特に弱かったのか?
- 何をすればその差は埋まりそうなのか?
という点を徹底的に考えることが必要になります。
例えば「数学が目標点数に届いていない」場合、
「特に頻出分野となっている確率漸化式や求積問題が得点できてない」
「教科書レベルの基礎はできていたけど、応用問題や入試レベルの問題になると解けない」
というざっくりとした問題点がわかります。
そこから「どの参考書を使えば解決できそうか?」という「勉強のやり方」に落とし込んでいくイメージです。
例えば
- 「確率漸化式や求積問題」であれば1対1対応で典型問題が解けるようにする
- 「応用問題や入試レベルの問題」であれば新数学スタンダード演習で出てくる入試レベル問題をマスターする
といった感じで細かい目標が全科目で見えてきます。
志望校のレベル別や今の自分のギャップで、どの問題集をやった方が良いというのは大体決まっていますので、ぜひ調べてみたり詳しい先生やメンターに聞いてみるようにしましょう。
ここまできたら、3つ目のステップとして「年間の勉強計画の決定」を行います。
「ギャップがわかってどの参考書をマスターする必要があるのか?」がわかれば残りの期間でどの参考書をいつまでにやり切るのか?が決まってきます。
例えば、こんな感じで年間スケジュールを立てます。
この年間スケジュールをもとに、四つ目のステップとして各月毎にやるべきことのノルマを決めていきましょう。
参考書の章でもお伝えしたとおり、各参考書や問題集は最低3周が目標です。
例えば「7月までに『1対1対応』を3周は終わらせたいから、一周目は5月までに終わらせよう。その場合、100ページある『1対1対応』は1ヶ月あたり50ページやる必要がある」
といった感じで各月のノルマが決められます。
そしてステップ5として、同じ要領で一週間あたりのノルマと、ステップ6で1日あたりのノルマを決めていきましょう。
「1ヶ月つまり4週間あたり50ページなら1週間あたり13ページ、1日あたり2ページ弱」といった感じで決めていきます。
その際に押さえておくべきことは、ノルマを単純に割り算すると難しい場合もあるということです。
どういうことかというと、例えば1ヶ月は4週間の場合も5週間の場合も存在しますので、これは4週間として計算したり、1日あたりのノルマも単純に7日で割り算をするのではなく、1日は予備日として空けられるようにしておいた方がいいです。
一日単位でガチガチに決めてしまうと日々の勉強をフレキシブルにできなくなってしまって逆にプレッシャーを感じてしまい、勉強へのモチベーションもマイナスに働く人もいるんですね。
私もガチガチに決めちゃうとプレッシャーを感じちゃうので、1日あたりのノルマまでは決めていなかったです。
ノルマを決めることは大切ですが、自分の勉強スタイルや気持ちに合わせて、1日あたりにするのか、一週間あたりにするのか、予備日をどのように設けるのかを決めていきましょう。
また、一度作った年間計画も月に一回は修正することもオススメします。正直、年間計画を作ったところでうまくいかないことは当たり前です。
できなかったことに対して「できなかったから僕は全然ダメだ・・・」と悲観的になるのではなく、「どうすればうまくできたのか?」「一週間あたりの英単語の分量は10ページではなく20ページやって少し復習する計画ならうまくいくのか?」「問題集を解き続ける方が意外と早く覚えられる!」などの失敗や成功から学んで次の勉強に活かせるものはたくさんあるはずです。
こういった実際の勉強から学んだ知識や経験を次の計画にも活かす習慣を身につけるようにしていきましょう。
ここまでの6つのステップをおさらいすると、
まず初めにネット上での「入試情報の調査と分析」
次に実際に過去問を解いて実力を把握した上で「目標点数と現実のギャップの洗い出し」
ギャップからやるべき事が見えてきたら、
年間の勉強計画の決定、それぞれのノルマを月・週・日に落とし込めるように、月にやるべきことの決定、一週間あたりのノルマと1日あたりのノルマを決めていきましょう。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
第三者のフィードバックを受けていないから
あなたの学力が伸びない原因の五つ目は「第三者のフィードバックを受けていない」からです。
教えている生徒さんの中にも「受験勉強は個人戦だから一人で頑張る!」と意気込んでいる方が多くいらっしゃいます。
勉強は基本的に自分一人でやるものですが、実は第三者からフィードバックをもらうことで上手くいくこともたくさんあるんです。
「どういうこと?」と思われるかもしれませんが、例えば、
- 自分の学習課題の分析や
- 今後やるべきことの選定
- 先ほど挙げた長期計画の妥当性
- より効率的に出来る勉強方法
など勉強の中身ではなく、計画や勉強に対する取り組み方の課題感に関しては、自分一人で精度良くやり切るのはとても難しいです。
あなたも、「自分の学習課題や、今後やるべきことを答えてください」と言われてもパッと出てこないのではないでしょうか。
こういったことが自分でわかっていないからこそ、今の成績に落ち着いちゃって伸びていないとも言えます。
なので、第三者からフィードバックをもらうことって超重要なんですね。
人に今の悩みを話すことで「気持ちが楽になる」という効果があるだけではありません。
そもそも受験は現役なら一度ですし、浪人でも人生で数回しか経験できないので、分析できるデータ量が少ないです。
つまり、どう言った計画ならうまくいくのか、今後やるべきことの方向性が合っているのか?という点が合っているかの確信が自分一人では持てないんですよね。
自己流で突き進んでいくよりも、やっぱり「成功している事例」や「学習効率が高いやり方」を取り入れて実践していく方が勉強は捗ります。
そういったある程度決まっている、「受験までのロードマップ」や「勉強ノウハウ」「学習計画」について、学校の授業の中で教えてもらうことは難しいかもしれませんが、長年指導実績を積んできた塾であれば、大抵のことを把握しているはずです。
実際、東大毎日塾にも1000人以上の指導データが蓄積されています。
このように、すでに誰かが経験してきた課題に対する知見や成果があるのに、自己流で頑張るのは非常に効率が悪いですよね。
なので、今の正直な気持ちを、すでに受験を経験していて、指導実績も多数ある先生、つまり受験のプロにぶつけてみてください。
いただいたフィードバックを元に微調整していく方が何倍も効率が良くなりますよ!
集中できない環境を作ってしまっているから
あなたの学力が伸びない原因の六つ目は「集中できない環境を作ってしまっている」からです。
勉強をしていてなんとなーく「集中できないな」とか「だらけちゃうな」と思っちゃうことってありませんか?
特に自宅で勉強していると、机に置いてあった漫画をつい読んでしまったりスマホでショート動画を見て何時間も楽しんでしまったという経験はあるはずです。
実際僕もそうでした・・・
ただ、「やるな!」と言われる人はやりたくなってしまう生き物で、心理学的にもそれが証明されているんですね。
だからこそ環境を変えて「勉強できる仕組み」を作ることにこだわることで、スッと勉強にも取り組みやすくなります。
そんな、誰でもすぐに勉強に集中できる環境作りの工夫が4つありますので紹介していきますね。
勉強がしやすい環境の作り方の一つ目は「机の上には必要なものだけを置く」ということです。
スマホや漫画などの誘惑を目に見える場所に置いておくと、着信が来るたびに気になってしまいます。
そうなると、せっかく集中していた時間が途切れてしまい、再び集中モードに切り替えないといけないので、非常に非効率です。
ですが、そういった集中力を切らすものを一切置かないことで、誰にも邪魔されることなく、勉強に100%集中することができます。
そうなれば、勉強が捗るのは想像ができますよね。
なので、
- お母さんやお父さんに預かってもらう
- 勉強する部屋には娯楽を持ち込まない
などの工夫をしていきましょう。
タイマーが終わるまで開かない「禁欲ボックス」という商品もあったりしますので、そこにしまっておくのも一つの手です。
とにかく、誘惑となるものとは物理的に距離を取るのがおすすめです。
是非試してみてください。
勉強がしやすい環境の作り方の二つ目は「集中力が切れたら思い切って場所を変えてみる」ということです。
どうしても同じ場所で勉強をしていると集中力が切れてしまう場合がよくあります。こう言った時には気分転換に場所を変えることで脳がリフレッシュしてまた集中力がアップしますのでオススメです。
本当に学習効率が上がるので、騙されたと思ってやってみてください。
例えば、
- 自宅で勉強していた場合には図書館に場所を移す、
- 自習室で勉強している場合には喫茶店などで勉強する
といったようにちょっと違う場所に移ってみましょう。
場所も少し離れたところに行こうとすると、軽い運動にもなるので、さらにリフレッシュできて集中力を高められます。
適度な運動が集中力を上げることも研究でわかっていますから、積極的に取り入れていきましょう。
勉強がしやすい環境の作り方の三つ目は「毎日決まった時間に勉強する習慣をつける」ということです。
毎日決まった時間に就寝して決まった時間に起きる。そして勉強する時間帯も決めてしまう。これを徹底することで、非常に高い学習効率を実現できます。
なぜなら、これは研究でも証明されていることなのですが、人間は物事を決めるときに激しくエネルギーを消耗するので、1日に何かを決断するタイミングが多いと他でエネルギーが奪われてしまい、いざ勉強の時にはやる気が湧いてこないからです。
あなたも、学校で新しい科目をみっちりやった日には、頭が疲れて家で勉強する気が起きないですよね。
あれは新しいことにエネルギーが奪われているため、勉強に身が入らないわけです。
ですが、毎日時間を決めて同じように行動することで、いちいち考えなくても行動できるようになりエネルギーが消耗されにくくなります。
勉強する時のエネルギーを残しておくためにも、毎日やることは日課にしてしまって「いつ勉強をしようか?」という選択肢を無くしていきましょう。
例えば、僕が学校の授業を受けていたときに立てていた勉強スケジュールはこんな感じでした。
(引用:https://www.toudain.com/entry/clubstudy-coexistence)
朝6時に起床することを決めて、通学中は英単語や古文単語などの暗記系の勉強を通学中にして、朝早く学校に着くようにして朝勉をしていました。
朝の方が脳がリフレッシュされていて勉強にも集中しやすい状態になっているので、めちゃくちゃ捗りましたね。
みなさんも、是非朝を有効活用してみてほしいです。
そして学校がある時には19時ごろまで部活をやって、終わったら図書館で21時まで勉強していました。
帰りの電車の中や寝る直前に暗記系の勉強をして、次の日の朝にまた暗記系の復習をするって感じでしたね。
こんな風に1日にやるべき時間帯とざっくりとした勉強内容を決めて取り組んでいました。
習慣化してしまえば、勉強のためのエネルギーも残しておくことができるようになりますので、1日の勉強するタイミングをあらかじめ決めるようにしておきましょう。
勉強がしやすい環境の作り方の四つ目は「人と勉強をすること」です。
やっぱり一人だとサボっちゃうことも多いけど、周りが勉強している環境や専属のメンターさんに毎日学習管理してもらえる環境だと、自然と勉強量が増えるんです。
私自身は学校の友人と一緒に勉強していたので、楽しみながら勉強を続けてこれました。
東大毎日塾では
- 専属メンターさんに毎日目標宣言
- メンターさんから毎日声かけ
- スタディプラスでの学習管理
- オンライン自習室
など、勉強を習慣化できる環境がこれでもかと揃っています。
オンライン自習室では、勉強しているところをスマホに映して「強制的にスマホをいじれないようにする」工夫をしていたり、
専属メンターさんに毎日目標宣言をすることで、「メンターさんと約束したからにはやり切らないといけない!」という心理が働くので、勉強にも集中しやすくなります。
オンライン塾ではこう言った仕組みも取り入れられるところもありますので、「勉強をやり切るための環境があるか?」ということも塾選びの参考にしてみてください。
ら、さっそく受験勉強を始めるのがおすすめです。
早い段階から準備を始め、基礎固めにしっかり時間確保していきましょう!
東大毎日塾
うっちー
いかがでしたか?今日からできることがたくさんありますね!1日でも早く改善し、取り組んでいきましょう!
まとめ
本記事では「なぜあなたの学力は上がらないのか?」について、その理由と改善策とともにお伝えしました。
学力が上がらない理由は6つあって、
- ①インプット型の学習で満足している
- ②間違えた問題を解き直さない
- ③適切な参考書・問題集を選んでいない
- ④勉強の計画を立てられていない
- ⑤第三者のフィードバックを受けていない
- ⑥集中できない環境を作ってしまっている
の6つでした。
せっかく「受験勉強を頑張りたい!」と思って行動したのに、問題ができてきてすぐに解決できず、一人で悩んでしまったら心が折れてしまうかもしれません。
こんなことですぐに諦めてしまうのは、非常に勿体無いことだと思いませんか?
そんな悩みが少しでもあったら、必ず「東大毎日塾の無料個別相談会」を活用して欲しいです!
そういった、一人では学習が思うようにいかない学生さんたちのために僕がいます!
先ほどもお伝えしたように「第三者のフィードバックを受けられていない」ということが学力が伸びない一つの原因です。
まさに行動をして発生したこの悩みこそ、東大毎日塾の無料個別相談会で解決して欲しいですし、少しでもお役に立てることがあればどんどんサポートしていきたいと思っています。
下記の公式LINEのURLをタップするだけで簡単に相談できますので、積極的にご活用くださいね。
その他にも「東大毎日塾の公式LINE」では今回ご紹介した年間の勉強計画を立てるためのテンプレートも用意していますし、レベル別・科目別のおすすめの参考書15選やその他にも豪華15個のプレゼントをご用意しています。
その15個の具体的なプレゼント内容は
①【特別チケット】無料個別相談会特別ご招待券
②最短最速で成績を上げる魔法の6STEP+αの完全非公開セミナー
③最短最速で成績を上げる魔法の6STEP+αの電子書籍
④〜⑥ 受験戦略&年間週間計画シートのテンプレートを3つ
⑦東大生の勉強法大全の電子書籍
⑧【即マネ可能】科目別学習ロードマップ
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⑩【完全無料】授業動画配信サービス(全科目対応)
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