
「浪人するのに予備校って必須なの?」
「宅浪じゃダメなのかな?」
「通うならどんな予備校がおすすめなの?」
浪人が決まったとき、多くの方が真っ先に悩むのが「予備校どうするか問題」。
実は、500人以上の浪人生の予備校選び相談に乗ってきた経験からも言えるのは、一口に予備校といっても「授業主体のリアル講義型」「映像授業中心型」「学習管理型コーチング塾」など選択肢は幅広く、どこがベストかは人によって異なるということです。
なお、「自分に必要な授業や参考書を迷いなく選べるか」を基準としたフローチャートを用意しました。自分にあった浪人時の予備校を探すための参考にしてみてください。
このフローチャートは、「自分の苦手分野・得意分野をきちんと把握して、必要な授業や参考書を選別できるかどうか」が分かれ目となっています。
- Yes → 授業主体の予備校
- リアル授業:「駿台」「河合塾」
- 映像授業:「東進」
- リアル授業:「駿台」「河合塾」
- No → 学習管理型コーチング塾
- 通塾型:「武田塾」
- オンライン:「東大毎日塾」
- 通塾型:「武田塾」
ここで「選べる」と判断した場合は授業主体の予備校へ、「まだ不安……」という方は学習管理型コーチング塾が合う可能性が高いでしょう。
授業主体の予備校は、ビジネスモデル的に「生徒が多くの授業を取るほど利益が出る」仕組みの場合が多いです。
「これも取ったほうがいいですよ」と過剰に講座をすすめられ、インプットばかり増えてアウトプット(自習)時間が足りなくなるケースがよく見られます。
しかし、、
自習時間が確保できなければ、成績はなかなか伸びません。
伸びる人は「授業+α」で自分に必要な勉強(参考書の使い方や演習のペース配分)を把握していますが、それができないまま授業主体の予備校に行くと、受け身の勉強に陥りがち。
チューターに相談できるとはいえ、1人で複数の生徒を担当している場合が多く、どうしてもその場限りのアドバイスになりやすいです。
そのコーチング塾の中にも、通塾型とオンライン型があります。
- 直接指導を受けたい→武田塾
- 家でも24時間質問したい→東大毎日塾
と選ぶのが簡単です。
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予備校に通うメリット・デメリットとは?
予備校と宅浪を比べたとき、どちらが絶対に優れているかは一概に言えません。
人によっては予備校の環境が刺激になり、逆に人によっては通学や人間関係の負担を大きく感じる場合もあるためです。
ここでは、まず予備校のメリット・デメリットを整理し、あなたがどちらのタイプに向いているかを考える材料にしてみてください。
メリット:質の高い授業と集中できる学習環境がある
予備校の強みは何と言っても、質の高い授業と集中できる学習環境が得られることです。
充実したカリキュラム
プロの講師が体系化したカリキュラムを提供してくれるので、授業以外に必要な勉強が分かっている人であれば、授業を主軸として効果的に学力を伸ばすことができます。
質問対応
自習室や質問対応のチューター制度がある予備校なら、わからない問題をその場で解決できるメリットも大きいでしょう。
生活リズム
さらに、毎日規則正しく通学することで自然と生活リズムができやすく、学習時間を確保しやすいという利点もあります。
モチベーション
浪人生は孤独感と戦うケースが多いですが、同じ目標を持つ仲間や講師が身近にいることで、適度に刺激を受けながらモチベーションを維持できるのは予備校ならではの魅力と言えるでしょう。
デメリット:費用や時間がかかる
コスト
予備校は入学金や授業料が高額になりがちです。季節講習や追加のオプション講座などをすすめられると、年間100万円近い出費になるケースも珍しくありません。
通学時間
通学が必要になるため、満員電車や長距離移動のストレスが学習効率に影響する人もいるでしょう。
プレッシャー
大人数のクラスでは、授業が合わなかったり質問がしにくかったりすることもあります。周囲の成績や学習量と比べて焦りや不安が募るタイプだと、集団授業の空気が逆にプレッシャーになるケースも。
宅浪にするメリット・デメリットとは?
宅浪は費用を抑えられ、通学時間もかからないため、自分のペースで勉強できる点が最大の魅力です。
その反面、計画やモチベーションをすべて自己管理する必要があり、孤独や情報不足に陥りがちというリスクもあります。
ここでは、宅浪を検討している方向けにメリットとデメリットをそれぞれ確認しましょう。
メリット:費用が抑えられて自分のペースで勉強ができる
コスパのよさ
宅浪の一番大きな利点は、予備校に通うよりも費用が圧倒的に安くなることです。
入学金や授業料、交通費などが不要なぶん、参考書や模試の受験料など必要最低限の出費だけで済ませられるのは大きな魅力でしょう。また、通学時間がなくなることで、そこを勉強や休息に充てられるのもメリットです。
自分のペース
「周りに人がいるとかえって集中しにくい」というタイプの方には、宅浪は向いているかもしれません。一人で黙々と進めるスタイルが合っていれば、自由度が高いぶん自分のペースを保ちながら学習を進められます。
過去に独学で成果を出した経験があるなら、相性が良い可能性が高いかもしれませんね。
デメリット:自己管理力や情報収集が必要になる
自己管理
宅浪はすべてを自分で管理する必要があります。
1年間という長期間、誰からも強制されずに勉強に打ち込み続けるのは想像以上に大変です。「今日はちょっと疲れたから……」と休んでいるうちに、気づけばズルズルとペースダウンしてしまう人も少なくありません。
孤独感や不安からメンタルが揺らぎ、モチベーションが下がりっぱなしになるケースもあります。
情報不足
わからない問題が出てきたときにすぐ尋ねられる相手がいないのも宅浪の難点です。最新の入試情報をキャッチしにくい、周りと比較できないなどの情報不足もストレスになるでしょう。
オンライン個別指導塾を利用する
「授業は必要ないけれど、宅浪だと不安が大きい…」という浪人生には、オンライン個別指導塾という第三の選択肢があります。
自宅にいながらプロのアドバイスや学習管理を受けられるため、費用や時間を抑えつつ、疑問点や進捗の不安を解消しやすい環境を整えることが可能です。
たとえば「東大毎日塾」は、「授業は別にいらないんだよな…」という浪人生にピッタリです。
自宅浪人の課題はズバリこの3つです。
- 間違った方向に進めてしまうこと
- 1年間の浪人生活でだらけてしまうこと
- 質問環境がないこと
東大毎日塾は、従来の“授業を受けて学ぶ”というスタイルではなく、「自分に合った学習計画を作成し、日々の進捗を管理する」ことを重視するオンライン個別指導塾です。
専属の東大生メンターが一人ひとりの目標や弱点を分析し、「今日何をどれだけやるべきか」を明確に示してくれます。宅浪だとサボりがちになってしまう人でも、毎日の報告体制により継続しやすい仕組みが魅力的です。
また、24時間いつでも質問できる体制があるため、疑問点が出てきても放置せず即解決しやすいのが大きな強みです。
「方向性が定まらない」「集中しきれない」「質問先がない」といった宅浪の弱点をすべて補ってくれるため、“授業そのものは不要だけど、管理とサポートはほしい”という浪人生には最適な選択肢といえます。
予備校の選び方とは?チェックしておきたい7つのポイント
予備校へ通うと決めたら、数多くの選択肢の中から「自分に合った予備校」を見つけることが大切です。
カリキュラムや講師の質、サポート体制など、事前にしっかり確認しておかないと、「思っていたのと違う…」と後悔する原因になります。
ここでは、チェックしておきたい7つのポイントを紹介します。
カリキュラム・コースは自分に合ってるか
まず確認したいのが、自分の現在の学力レベルや目標とする大学の難易度に合ったコースが用意されているかです。
予備校の授業は、ある程度の基礎学力を前提に進むものが多いです。
偏差値55以下の段階だと、授業を受けても内容が理解しきれず、むしろ挫折するケースが多々あります。
そもそも偏差値55以下の段階であれば、効果的な勉強法になっていなかったり、学習習慣がついていないこともあります。
よって、授業というよりは勉強法から教えてくれて学習習慣化のサポートもしてくれる学習管理型の個別指導塾の方がおすすめです。
逆に、偏差値60以上の人が「さらに上を目指したい」という場合、大手予備校のカリキュラムは効果的でしょう。
- 偏差値55以下➢学習管理型の個別指導塾がおすすめ
- 偏差値60以上➢徐々に大手予備校も活用できるように
授業はどのスタイルか
予備校によって、ライブ授業をメインにするところ、映像授業を中心にするところなど、授業スタイルはさまざまです。
大人数クラスのライブ授業は臨場感があり、周りの競争意識をバネにできるという利点があります。
一方で、人によってはついていけなかったり質問しづらかったりする欠点もあります。
映像授業なら自分のペースで視聴できて復習もしやすい半面、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまうのが難点。「どのスタイルが自分の学習習慣や集中力にマッチするか」を考えて選びましょう。
苦手科目だけは映像授業で基礎を固め、得意科目はライブ授業でスピードアップするといった併用も可能です。
講師の質や相性は良いか、質問しやすいか
評判が良い講師でも、自分に合わない可能性があります。特に集団授業では、疑問点をその場で解決しにくい人もいるでしょう。
可能であれば体験授業や説明会で雰囲気をチェックし、自分が質問しやすいかを確認するのがおすすめです。
また、大手予備校のチューターやアドバイザーも、1人で複数生徒を担当している場合が多いので、深い学習状況まで把握してもらうのは難しいかもしれません。
「個別サポートをどの程度求めるか」を事前に整理しておくと良いでしょう。
合格実績は信頼できるか
合格実績を見るときは「第一志望校合格率」が一番わかりやすい指標です。
70%や80%など極端に高い数字を掲げている場合、併願校合格も含めた数字である可能性が高いです
さらに、自分の志望校と同レベルかそれ以上の大学への合格実績があるかどうかもチェックしてみましょう。
たとえばMARCH志望なのにMARCH合格者がほとんどいない塾だと、ノウハウ不足が疑われます。
合格者数そのものは、特待生を集めているかどうかによっても大きく左右されるので、過度に重視しなくてもOKです。
サポート体制は充実してるか
授業主体の予備校でも、チューターや担任に学習相談ができる場合がありますが、どうしても「その場限り」のアドバイスになりがち。
1人のチューターが10人以上を担当していることもあり、個別に深掘りしたフォローを期待するのは難しいかもしれません。
大手予備校はあくまで授業がメインサービスです。
密に学習管理を行ってほしい人や、科目ごとに細かく進捗をチェックしてほしい人は、学習管理型のコーチング塾を選ぶほうが無難です。
自習室などの学習環境は快適か
予備校で学ぶときに意外と重要なのが、「自習室をどれだけ使いやすいか」です。
浪人生は長時間勉強する日が多く、静かで集中できる自習環境があるかどうかは合否を左右するほど大切と言っても過言ではありません。席数や利用時間帯、使い心地などをチェックするのがおすすめです。
- 席数は十分か?
- 利用可能時間は自分の生活リズムに合っているか?
- 空調や騒音の管理はどうか?
できれば校舎見学をして、実際の雰囲気を確認するのが理想です。カフェやラウンジスペースなど、息抜きできる場所があるかも見ておくと良いでしょう。
無理なく通えるか
最後に、通学のしやすさも忘れてはいけません。
毎日通うことになる予備校が遠すぎると、移動時間や体力の消耗で学習効率を下げてしまう可能性があります。
満員電車に耐えながらの通塾がストレスになり、モチベーションが下がる人もいるので、アクセスの良さは意外と重要です。
自宅から近い校舎があるか、あるいは通塾にかかる費用や時間とのバランスが取れるかを考えましょう。
あまりに通塾に時間を取られる場合は、オンライン塾の活用も検討してみることをお勧めします。
- カリキュラム・コースは自分に合ってるか
- 授業はどのスタイルか
- 講師の質や相性は良いか、質問しやすいか
- 合格実績は信頼できるか
- サポート体制は充実してるか
- 自習室などの環境は快適化
- 無理なく通えるか
浪人生におすすめの予備校5選
「どこに通うか」を迷っている浪人生向けに、タイプ別におすすめの予備校と塾を5つに厳選しました。
まずは「自分に必要な授業を迷いなく選べるかどうか」で大きく分かれるので、そこを基準にしてみてください。
授業主体の予備校が合う人もいれば、学習管理型のコーチング塾が向いている人もいます。自分の性格や学習スタイルを客観的に見極め、ぴったりの環境を探していきましょう。
必要な授業や参考書を自分で選べる人なら授業主体の予備校
すでにある程度の学力が固まっており、「偏差値60以上で旧帝大や医学部を目指したい」「偏差値55以上でMARCHレベルを狙いたい」という方は、授業主体の予備校を活用しやすいでしょう。
ただし、授業が多すぎるとアウトプット(自習)の時間が圧迫されるリスクがある点に注意してください。
予備校のビジネスモデル上、「生徒が多く講座を取るほど利益になる」仕組みの場合もあるため、自分の弱点に合った授業だけを厳選し、残りの時間は演習に回すよう意識する必要があります。
駿台

駿台は上位層を中心とした難関大学対策の講座が充実しており、特に 旧帝大・国公立医系・東工大などのハイレベル対策 に強みがあります。
- 上位大学・医学部対策が充実
- 50分集中授業でテンポ良く学べる
- カリスマ講師のわかりやすい解法
- 授業レベルが高く、基礎不足だと消化不良
- 市販参考書の質問を受け付けないケースも
- 休憩時間が短く質問しづらい場合がある
50分1コマの短期集中スタイルで、講師陣には難問を体系的に解き明かす“カリスマ”的な存在が多いのが特徴。集団授業に刺激を感じながら高い志望校を目指せる環境と言えるでしょう。
一方、内容が高度すぎると感じる生徒も少なくありません。基礎が不十分なままハイレベル授業を受けるとついていくのが大変で、質問対応も休憩10分では限界があるため、遠慮してしまうと疑問が残りがちです。
河合塾

河合塾は中堅〜上位大志望の生徒が多く集まり、特に MARCHや日東駒専などへの合格実績が豊富です。
- 充実したテキストで基礎から固められる
- 授業後の休憩20分で質問対応がスムーズ
- 自習室が快適でやる気が続きやすい
- 下位クラスでは講師の質が劣る場合あり
- 授業が90分と長めで人によっては疲れやすい
- 雰囲気やクラス差にバラつきがある
90分1コマの授業を中心に、独自のテキストが無駄なく整理されているため、基礎〜標準レベルを確実に固めたい人に向いています。休憩が20分なので質問のハードルが低く、気軽に講師に相談しやすい点がメリットです。
一方、大規模予備校ゆえに 上位クラスと下位クラスで講師の質に差が出やすい という声もあります。
自習室は机・椅子が使いやすく、多様なスペースが整備されているため長時間の勉強に適している反面、人が多いぶん集中を削がれがちな環境になる可能性も。
東進ハイスクール

東進ハイスクールは 映像授業 を中心に、著名講師による質の高い講義や「高速基礎マスター」などの独自システムを活用できるのが大きな特長です。
- 自分のペースで講座を受講できる
- 担任指導員との面談で進捗管理ができる
- 有名講師の質の高い授業を全国で受けられる
- 自主性がないと映像を消化しきれない
- 映像授業ありきの勉強になりがち
- 質問対応がリアルタイムではない場合も
- 校舎や指導員によって差が出る可能性あり
短期間で苦手科目を集中強化するなど柔軟にスケジュールを組めるため、学校行事やアルバイトと両立しながら浪人生活を送りたい人にも便利です。
担任指導員が個別面談を行い、全体の学習計画をサポートしてくれます。
必要な授業や参考書を選ぶのは難しい人には学習管理型コーチング塾がおすすめ
もし「授業をどう選べばいいか分からない」「先生に積極的に質問するのは苦手」という人は、学習管理型のコーチング塾が最適です。
学習管理型塾にも、通塾型 と オンライン完結型の2種類があります。今回は代表例として通塾型の武田塾とオンライン完結型の東大毎日塾を紹介します。
通塾で直接指導を受けつつ宿題管理を重視する武田塾に対し、東大毎日塾は24時間質問し放題&通学不要で、自宅浪人の弱点(孤独感・モチベ低下)をカバーできる体制が整っています。
自分の生活パターンやモチベーション維持のしやすさを考慮して検討すると良いでしょう。
武田塾

「授業をしない塾」として有名な武田塾は、市販参考書を使い、毎週の宿題管理とチェックテストで学習を進めるスタイルです。
- 自学自習のやり方を徹底サポート
- “逆転合格” 事例が多数
- 宿題管理でサボりを防止
- 授業の代わりを期待するとミスマッチ
- 結局は自分で宿題をやり切る努力が必要
- 理解が深まらないまま進むリスクあり
苦手科目を中心に、短期間で偏差値を上げた「逆転合格」実績が豊富なのが特長。通塾で直接指導してもらえるため、参考書ルートを明確にしてほしい人や、リアルで進捗を報告したい人に向いています。
ただし、自学自習の管理が中心であり、授業形式を求める人には合わないかもしれません。宿題をこなすだけでなく、演習後の復習や深い理解に時間を割く意識が欠かせません。
東大毎日塾

東大毎日塾は、オンライン完結で東大生メンターが学習計画を作成・指導するコーチング塾です。
- 24時間質問し放題&専属メンターが管理
- 自宅で完結するため、通塾コストが不要
- 毎日の学習計画フォローでモチベ低下を防止
- 「講義型の指導」を求める人には不向き
- 積極的にチャットを活用する必要あり
- サービス形態に最初は戸惑うかもしれない
24時間いつでもチャットで質問できるため、「宅浪だと疑問点を誰に聞けばいいか分からない」と悩む人に最適です。
日々の進捗報告を行うことで、サボりを防ぎながらモチベーションを維持しやすい仕組みが整っています。
通塾時間をゼロにできるので、費用面や体力面を軽減しつつ本来の学習に集中できる点もメリット。
無料個別相談を実施しているので、まずは相談して雰囲気やサポートの詳細を確かめてみることをおすすめします。
予備校の費用の内訳と相場
予備校にかかる費用は、入学金・年間授業料・季節講習・教材費・模試代などが主なもの。大手予備校だと、これらを合わせて年間70万〜100万円以上になるケースも珍しくありません。
宅浪なら格段に抑えられますが、その分サポート面での不安が残るため、オンライン塾などを追加利用する場合はその費用も考慮してください。
予備校費用の内訳と相場
予備校にかかる費用は大きく分けて、入学金、授業料、季節講習(夏期・冬期など)や直前講習の費用、教材費、模試代などがあります。
コースや科目数によって料金は変動しますが、年間で100万~120万円以上になるケースも珍しくありません。
ハイレベルコースや英数理など科目数が多い人は、とくに上振れしやすいでしょう。
塾によって特待生制度があり、成績優秀者は無料または割引で受講できることがあります。
自分がその制度を利用できるほどの学力があるのなら、費用を大きく抑えられる可能性も。
逆に、特待生レベルに達していない場合は、普通に通うよりお金がかかることを覚悟しておきましょう。
宅浪の場合の費用感
宅浪の場合、予備校の高額な授業料がかからないため、基本的に参考書や問題集、模試の受験料、スタディサプリなどのオンライン講義の利用料が主な出費となります。
人によっては、有料自習室を契約したり、カフェ通いの飲食代がかかったりすることもあるでしょう。大きな予備校費用と比べると低コストなのは確かですが、まったくのゼロ円ですむわけではありません。
さらに、自己管理が苦手で「オンライン個別指導塾」などを追加利用する場合、その料金が加算されます。
宅浪はリスクがある分、うまくハマれば安い費用で済む反面、サポートを補うために別の方法でお金がかかる可能性もあるのです。
浪人生活を乗り切るために大切な5つのこと
浪人生活では、単に予備校を選ぶだけでなく、日々の勉強習慣やメンタルケアなど、総合的な自己管理が求められます。
ここでは、浪人時代を後悔なく過ごすために意識してほしいポイントを5つにまとめました。自分がどの段階でつまずきやすいかを把握し、あらかじめ対策を準備しておくことが成功の鍵です。
明確な目標と学習計画を設定する
浪人生活でまず大事なのは、志望校や学部を具体的に決め、そこから逆算的に日々の学習計画をたてることです。
曖昧なままだと、どうしても「いつかやればいいや」となって勉強を先延ばししがち。
たとえば「夏までに英単語帳ターゲット1900を3周はする」「そのために、今週は401-800を終わらせる」といったように、短期的な目標も細かく設定していくと、到達しやすくなります。
例:東大毎日塾での計画シート


浪人生活は1年と長いだけに、途中で「何のために頑張っているのか」を見失わないようにする工夫が大切と言えます。
学習習慣の確立と基礎固めの徹底する
毎日決まった時間に机に向かう習慣を作ることが浪人生活の土台になります。
予備校に通う人は授業時間を中心にリズムを作りやすいですが、宅浪の場合は自分でスケジュールを管理しないとあっという間に昼夜逆転になることも。
また、長時間ダラダラ続けるのではなく、集中と休憩を適度に挟むメリハリを意識すると効率が上がります。
特に、基礎がしっかりしていないうちに難易度の高い問題集や講座に手を出してしまうと、理解が中途半端なまま先へ進んでしまう恐れがあります。
規則正しい生活リズムと健康管理に気をつける
勉強に追われるとつい夜更かししがちですが、睡眠不足は思考力や集中力を大きく削ぎます。
食事面でも、適度に栄養をとり、ファストフードや偏食に陥らないよう気をつけましょう。加えて、軽い運動やストレッチを取り入れると、体力と気分転換を兼ねられます。
浪人生は何かとストレスが多く、運動不足になると心身のバランスを崩しがち。体調不良が続くと勉強どころではなくなるので、健康管理は意識して続けてください。
模試の有効活用と客観的な分析をする

浪人生にとって、模試は現状を客観的に把握する数少ない機会です。
判定や偏差値を見て落ち込んだり浮かれたりするで終わるのはもったいないので、以下を参考にしてください。
- STEP
分析
「どの分野が得点源になっているか」「どの分野で失点が多いか」「時間配分は適切だったか」を冷静に分析しましょう。
- STEP
計画
ケアレスミスや知識不足が発覚したら、すぐに補強プランを立てることが大事です。
- STEP
復習
模試後の復習も重要で、解説を読みながらもう一度問題に取り組むと、弱点がはっきり見えてくる場合があります。
また、第三者に結果を共有し、客観的な視点でアドバイスをもらうのも有効です。
モチベーション維持とメンタルケアを徹底する
浪人中は、思うように成績が上がらなかったり、模試で判定が悪かったりすると一気にモチベーションが下がることも。そんなときは、「志望校に合格したらどんなキャンパスライフが待っているか」をイメージしたり、成功体験を思い返したりして、原点に立ち返る工夫をすると良いでしょう。
また、勉強一筋になりすぎるとストレスが蓄積しやすいので、時々好きな音楽を聞いたり軽い運動をしたりして、気分転換を図ることが大切です。
落ち込みが長引く場合は、チューターや友人、家族など、話せる相手を見つけて相談するのがおすすめ。メンタル面をおろそかにせず、自分らしく頑張れる環境を整えましょう。
- 明確な目標と学習計画を設定する
- 学習習慣の確立と基礎固めの徹底する
- 模試の有効活用と客観的な分析をする
- モチベーション維持とメンタルケアを徹底する
心から納得できる選択をしよう
浪人生活は、勉強時間を確保すればいいというものではありません。
どんな学習スタイルやサポート環境が自分に合うかを見極め、1年間を最大限に活かすことが重要です。
授業主体の予備校が合う人もいれば、宅浪やオンライン個別指導が向いている人もいます。必ずしも「これしか正解がない」というわけではないので、自分なりの納得感を大切にしてください。
もし「授業よりも学習計画とサポートがほしい」という方は、東大毎日塾のような学習管理型コーチング塾を検討してみてください。
特に浪人生の弱点であるモチベーション維持や質問環境をしっかり補強できるので、合格への最短ルートを走れるはずです。

ぜひ、自分に合った学習スタイルを見つけて、浪人生活を成功へつなげてください。
応援しています!
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