英語の単語力,文法力を上げたいけど,世の中には参考書が山のようにあるし,何やればいいか分からん….
そんな方に向けて,高校時代に私が実際に使って,東大合格まで導いてくれたおすすめ参考書を厳選して,効果的な使い方と共にまとめました!
おすすめの参考書をまとめていても「効果的な使い方」まで書いてある記事はめずらしいと思います.
基礎固めなので,めっちゃハイレベルというわけではなく,東大受験生以外の学生や社会人にもおすすめできる参考書です.
この記事を読むことで,単語,文法力がつき,英語の成績が劇的に上がります!
この記事でわかること・基礎固めでどんな勉強をすればよいのか
・東大生が実際に使っていた参考書
(DUO,シス単,チャート式,英語の構文150,ネクステージ)
・その効果的な使い方
見たい場所に飛べる目次
マジでおすすめ単語帳
英単語の勉強で何よりも大事なのが使える形で覚えることです.それを満たしてくれる単語帳がDUOです.
DUO3.0
めちゃめちゃおすすめの単語帳.これ1冊極めれば単語については十分だと思います.
一番の特徴は一つの例文に5,6個の単語や熟語が詰まっていて,例文を覚えれば付随して単語の知識がどんどん増えていくことです.
解説が充実していて単語を覚えるうえで大事なポイント
- 派生語,同意語,反対語を一緒に覚える
- 例文で覚える
- 使える形で覚える
をすべて満たしているのが本当に素晴らしいです.
使い方
とにかく例文を覚える.最終的には全ての例文で日本語⇔英語を自由に行き来できるようにする.
1周目
解説まで含めて,一通り目を通す.上で挙げた3つのポイントを意識してください.例文は口に出したり書いたりすると良いです.
2周目
基本1周目と同じ.見覚えのない表現が出てきたら下線を引いておく.例文の和訳を見て英作をしてみる.
3周目
まず,和訳を見て英作をする.書けなかったところは下線を引いておく.あとは2周目と同じ.
4周目以降も同様です.下線が引いてある表現がまだ覚えていない所なので意識して覚えるようにしましょう.
僕は合計5周くらいはやったと思います.後半になるにつれスイスイ進むようになるので繰り返しやりましょう.
一回で完璧に覚えようとするのではなく,一回当たりの完成度は低くても良いから,とにかく繰り返すのが大事です!
また,別売りのCDが超おすすめです.基本編と復習編があるのですが,復習編を使ってください.CDではひたすら例文の文章が流れます.
最初は聞くだけでよいのですが,慣れてきたらシャドーイングをしてみましょう.
シャドーイングとは,CDの音声の0.5~1秒遅れ位で音読することです.影のように付いていくことからこう呼ばれています.
これをやると
・例文の英作がかなり楽になるし
・リスニングの練習にもなるし
めっちゃおすすめです.
僕はよく,通学で歩いているときに聴いてました.
DUOはCDとセットだと思って,ぜひCDも買ってください.確実に英語力がアップします.
- 例文(使える形)で覚える
- そのために英作とシャドーイングを繰り返す
- 派生語,同意語,反対語もチェック
- とにかく繰り返す
使用期間
高1~入試直前
対応レベル
大学入試偏差値58-65程度.
自分には難しいと思うかもしれませんが,中学基本語が身についていれば大丈夫です.何より例文で覚えられて熟語もカバーしている単語帳は他にあまりないのでオススメ.
さらに詳しい使い方はこちらで解説してます↓
中学の英単語に不安がある人はこちらの単語帳がおすすめ.
システム英単語(通称:シスタン)シリーズの一つで,
・basic版
・改訂版
があるのですが,中学の英単語から不安な人はbasic版を選びましょう.
文法のおすすめ参考書
大事なことは実際に使えるようにすること.そのためには文法そのものを学びつつ適宜アウトプットしていくことが大切です.
まずインプット用の参考書,次にアウトプット用の参考書を紹介します.
[チャート式]基礎からの新総合英語
特徴
- 詳しい.載っていないことが無い
- カラーや太字でメリハリがあるので読みやすい
- 練習問題で理解度を確認できる
使い方
・始めから終わりまで1周は勉強する
僕の学校では,教科書を使った授業とは別に,文法の授業があったので良かったのですが,ない人も必ず通してやるべきです.そうしないと,知識が虫食い状態になってしまいます.
・辞書的に使う
分からないことに出会ったときに調べて確認します.いちいち調べるのが遠回りに見えて一番力が付きます.
・間違えた練習問題を繰り返す
全ての科目に言えますが,問題集に直接書き込まずに,間違えた問題にチェックを付けて,繰り返しやりましょう.その方が記憶に残るし,効率的です.
・穴埋め問題でも英文は全文書く
こうすることで,単語のつながりや文構造を意識できるようになります.
使用期間
通しでやったのは高1~高2前半.辞書としては通年
対応レベル
大学受験全レベル.文法書に簡単も難しいもありません
ネクステージ
インプットした知識は使える形にする必要があります.そのための問題集としてネクステはぴったり.
・文法
・構文
・語法
・イディオム
などあらゆる基礎事項をチェックできます.
良くまとまっていてかなりおすすめです!
特徴
- 1問1答(主に選択式)なのでサクサク進む
- 問題と解説が見開き1ページに収まっているのでサクサク進む
- 赤シートがついていてサクサク進む
- 断片的だった知識を繋げてくれる
使い方
サクサク進むのでひたすらやるのみ.間違った問題にはチェックを付けて繰り返しましょう.
解説の中でも”まとめ”的な部分は特にしっかり読んで,関連知識を整理するように意識するべきです.
とにかく回数こなします.僕は4周くらいやりました.
また,辞書的にも使えるので分からないことがあれば,まずネクステで調べて,さらに詳しく知りたいときは文法書に行きましょう.
使用期間
高2~入試直前.文法を一通り学んでからやると良いです.
対応レベル
基礎レベル.センターの文法問題に強くなります.読解などの基礎が身につくので全員がやるべきです.
構文のおすすめ参考書
構文とは,次のような特殊な言い回しや,文型のことです.
(例)
It is 形容詞 for 人 to do
SVOC
これが分からないと,
単語一つひとつの意味は分かるのに,文章全体の意味が分からない
という状態になり,長文読解で大苦戦します.
そんな構文を効率よく学べるのが次の問題集.
英語の構文150
この本には基本的な構文が150個載っています.それぞれに詳しい解説と練習問題付きです.
使い方
基本例文をひたすら書いて(もちろん声に出しながら)覚える.
それを練習問題で確認する.
使用期間
高1
対応レベル
基礎レベル.
「単語,文法→構文→英文解釈→長文」の流れの中で避けては通れないので全員がやるべき.
おすすめ英語参考書まとめ
基礎を固めるための本,参考書を紹介しました.詳しい使い方は上を見てもらうとして,それぞれに共通した勉強の仕方をまとめるとこんな感じです.
- 聞いたり書いたり読んだりして覚える
- 使える形で覚える
- 何度も繰り返しやる(特に間違った所)
- 関連知識はまとめて覚える
紹介した参考書はこちら.
学生の方はこちらもどうぞ
【英語の予習方法】劇的に成績が上がる東大生おすすめ勉強法・ノートの作り方 – 東大生の頭の中
以上で終わりです!
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